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紅葉と鳥、鹿と紅葉【シロクマ文芸部 参加記事】

#シロクマ文芸部  「紅葉鳥」参加します。
以下、括弧書きなしの会話文です。少々見難いやもしれませんが、よろしければ。


紅葉鳥。もみじ鳥……

もみぢ鳥立田の山の夕暮に、おぼつかなくもひとり行くかな。

莫伝抄 より


そんな雅は知らん。紅葉と鳥、といえばこれだろう?

花札の一枚、紅葉に鹿。でも何でこの組み合わせなんだろうな。

答えは簡単さ。紅葉鳥と言えば鹿の異名だ。さっきの和歌、万葉集にあるそうだけど、それを組み合わせたのが「紅葉に鹿」。鹿の顔が体の方向とは反対を向いているだろ?だから→十(月)とシカ→シカトの語原になったんだとさ。そのサイトに解説があるぜ。

お前の蘊蓄うんちくは聞き飽きたわ。それでどうなんだよ、花札の役は。

ああ、あがりだわ。ほら、猪鹿蝶。

お前、とことん嫌味な野郎だなぁ。「萩に猪」「牡丹に蝶」まで揃えやがったのか。そう焦るな、まだ勝負はついていないぞ。


さてさて。小うるさい男ふたりの花札勝負。雅なのか無粋なのか。勝負に勝った男は、上記の清酒を奢らせたとかしないとか。お粗末でした。


拙稿題名:紅葉と鳥、鹿と紅葉。
総字数:395字(原稿用紙一枚相当)

筆者は万葉は(短歌の関連で)少しだけ囓っておりますが、花札は役名くらいしか💦「こいこい」程度なのでした。間違いは生温くスルーしまくってやってくださいまし(゚゚)(。。)ペコッ

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