今さら聞けない!?基礎マナー講座

Aさんが友人のBさんのお宅に遊びに行く場面です。いくら仲の良いお友達といえどもそこにはマナーが必要です、一緒にチェックしてみましょう。

・呼び鈴を鳴らしたあと、相手が応答する前にすぐに話しだす。(いわゆるピンポンダッシュを疑われないようにするためです。相手の応答のほうが早ければ、玄関に入ったときに一言謝罪のことばを述べると良いでしょう。)
 
・玄関に入ったらまず、さりげなくハンカチを見せましょう。これは衛生意識が高いことを示し、洗面所に案内してもらうための合図です。ここでハンカチを見せないと「家に入って手を洗う気のない人」だと思われてしまいます。
・手を洗ったら手土産を渡しましょう。お菓子を渡すのが無難でしょう。

☆Tips 避けたほうが無難なお菓子 ---------------
・チョコレート(茶色は古来より格式の低い色とされているため贈り物には向きません。)
・クッキー(ヨーロッパではお葬式の最後に故人と分け合ってクッキーを食べる習慣があることから、友人と食べるのは不吉なこととされています。)
・ ショートケーキ(消費期限が短いことから、早く終わってしまう付き合いの代名詞となっています。)
・どらやき(二つ合わさった生地の中に餡が挟まっている形から、二人の間にあるわだかまりが解消されないとき、つまり仲の良くない相手に贈るものとされています。)
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・友人に手土産を渡したら、ペットにも手土産を渡しましょう。猫であればCIAOちゅ~る、犬であればジャーキーがおすすめです。友人に渡してペットに渡さない態度は人間だけを優遇する傲慢さと捉えられかねません。(白い首輪をしている子はアレルギーを持っています。手土産にアレルギーが含まれていないか一度友人に確認しましょう。)
 
・そろそろおいとましようかなというときにもマナーがあります。冷たいものを飲んでいるときは、結露を手持ちのハンカチで拭くこと、温かいものを飲んでいるときはカップの持ち手を相手の方に向けることが帰りたいという合図です。(どちらも相手がコップを片付けやすいようにするのです。)
 
・帰りたい合図を送ったときに、友人からもう1杯飲み物を進められることがあります。その時はもう1杯同じものを頂いてから帰りましょう。(この場合、「もう1杯召し上がりません?」など相手の言葉が「ん」で終わっていたら断って帰りましょう。もうあとに続く言葉がない、つまり話したいことを話しきったというメッセージです。)
BさんにもAさんの美しいマナーと心遣いが伝わったようです。親しき仲にも礼儀ありというように、これらの最低限のマナーは身につけておきましょう。

授業の課題で書いたもの。お題は「パロディ」で私はマナー本の形式を使ってでたらめな文章を書いてみた。全部ウソである。辞書風に書いている人や、小学校の学級便り風に書いている人など読んでいて楽しかった。

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