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亀のように

目の前のことがうまくいかないと

私はどうしても「あぁやっぱりだめなんだ」と

思ってしまうことがある。

そして、より近道を、

より成功しそうな道を探してしまう。

でも、何をしても「あぁやっぱりだめなんだ」と

いうことには直面してしまい、

あるときふと気づいた。

うまくいっている人は

「あぁやっぱりだめなんだ」と思う出来事に

遭遇していないと思っていたけど

それはちがう。

「あぁやっぱりだめなんだ」と私が思うことに出くわしても、

彼らは「じゃぁ次はどうしてみよう?」って

自分にため息を付いたり、ダメ出しをするのではなくて

次の自分が出せる一手を探していたり、

「今はだめなのかな、ま、そんな時もあるわな」って

あっけらかんとして気分転換に出かけてまた戻ってきたり

それぞれなりの方法で、

向き合い続けているんだと気づいた。

硬い言葉で言えば

「あきらめない」

ということ。

あきらめないっていうのは

努力とか、根性とか、そういうことだけじゃない。

ただ、カメのように

じっと、甲羅の中で

またエネルギーが湧いてくるのを待ちながら

近道を探したり

投げ出したりしなければ

必ず自分なりの「どこか」へたどり着く。

そういう「流れに身を委ねるような」

あきらめない方法もあるんだなぁと

改めて気づいた。

多分カメは自分で

「どうしてボクはこんなにのろいんだろう」

って思っていないと思う。

亀は亀のスピードで

亀らしく生きてる。

私も私のスピードで

私らしく生き続けたら

多分、それは「あきらめない」ってことに

なるのかな、きっと。

「あぁ、やっぱり私はだめだ」って言葉が

頭をかすめたら、ぐーっと首でも引っ込めて

元気が出るまで静かに日々を営もう。

最近の私の師匠はカメです。


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