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「あなたなら、大丈夫!」〜おかあさんラジオ vol.120

「おかあさんラジオ」では、
「子育てを通して自分も子どもも大好きになる」ための、
5〜10分の短いエピソードやヒントをお届けしています。

今日のテーマは
「あなたなら、大丈夫!」
というテーマでお届けしていきます。
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さて、子育てをしていると、
子どもの心配はセットで付いてくるものですよね。
幼稚園なら幼稚園なりの、小学生なら小学生なりの、
赤ちゃんなら赤ちゃんなりの「心配事」があり、子どもたちを大切に思うお母さんたち、特に初めてのことなると心配事でいっぱいです。

心配は悪いことではない、でも・・・


私は、「心配すること」は悪いことではないと思います。
子どもの小さな変化に気がついたり、
様々な視点から子どものことを見るきっかけになったり、
私たちを親として成長させてくれる一面もあるはずです。

しかし、もし心配ばかりで必要のないところまで
「大丈夫かな?」と先回りしてしまうことがあったら、
一度「この子は大丈夫!」とお子さんを信じ抜く視点も持ってみては
いかがでしょうか?

「あんたなら、大丈夫!」の力



私は子どもの頃、父が幼い頃に自死したことがきっかけで、
とても心配性で、外見上はそうでもなくても
失敗することが怖くて怖くてたまらなかったり、
失敗をしてしまった経験から自分のことが信用できなくなってしまったりした時期がありました。

あの時期を自分がどうやって切り抜けてきたのかと振り返ると、
母が「あんたなら大丈夫!」
いつも私に言ってくれていたからだと思います。

もちろん母の「大丈夫!」には、何の根拠もありません(笑)
でも、母が心から私を信じてくれていたことは確かです。
それに、それは「〜ができるから」といった、

条件付きの「信頼」ではなく、
私という存在への揺るぎない信頼でした。

私は自分が自分を信じられない時、
自分よりも母に自分を信じてもらいました。

そしてその信じる力は私に
「そんなに言うならもうちょっと頑張れるかもしれない!」
と何度も思わせてくれたんです。

そして、私は実際に自分をちょっとずつ信じてあげられるようになっていきました。

不登校だった我が子と向き合う中で


いつまでも無邪気な子どものままでいてくれたらいいのですが、
子どもは身体も、そして心も、大きくなっていきます。
何の曇りもなく自分を信じていた我が子が

「僕なんかダメだ・・・」
「私なんか・・・」

そんな言葉を聞いたら心が痛くなりますよね。
そりゃ心配にもなって当然です。

でも、そんな時こそ、「あなたらなら大丈夫!」と
揺るぎない力で子どもを信じ、見守り抜いて欲しいと思います。

これは、実は実際に私の息子が不登校になった時、
私が自分の母を思い出して、最後まで貫いたことでした。

そりゃぁ学校へ行けなくなった時は不安で不安で仕方なかったし、
自分が何か子育ての仕方を間違えてしまったのかとか、
本当にいろんなことを考え、悩み、自問自答していました。

でも、そんな時だったからこそ、
親の私が子どもを信じてあげなくちゃ、信じよう、と思いました。

私と話していたら「大丈夫かも」って思えるような、
子どもが元気になれるような自分でいよう、と思いました。

もちろん、心配がなかったわけではないけれど、
それは子どもに見せるのではなく、夫と話し合ったり、
周りの相談できる人たち、悩みを打ち明けられる人たちと
分かち合うことで、「心配」を「大丈夫」に変えていく努力をしました。

そして、母となった今、
こんなポンコツな私で子どもたちを3人も育てていけるのだろうか…
と心配になることは多々ありますが、
そんな時に、いまだに私を支えてくれているのは、
母の

「あんたなら、大丈夫!」という一言なのです。

こんな素敵なメッセージ、
子どもに贈らないでいられるわけがありません。

20年、30年、と私のことを奮い立たせてくれているほどの
母の子を信じる力。

私も、子どもに、心配に負けないくらいの大きな「大丈夫!」を
心から贈りたいし、言葉にできない時も、いつもお腹の底には
「大丈夫」という無条件の大きな信頼を置いて、
子どものことを見守っていきたいと思っています。

「あなたらなら大丈夫!」

おかあさんも、子どもも
凸凹があっても、おっちょこちょいでも、
みんな、みんな、大丈夫。

ぜひ、自分にも、お子さんにも、
大丈夫の魔法、プレゼントしてあげてくださいね。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

山口春奈


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