成長はそこらじゅうに転がっている
この前の日曜日、娘とふたりでショッピングに出かけた。
目的は彼女の新しい服探し。
子どもの身長が伸びるペースには何度も驚かされる。手持ちの衣類が次々にサイズアウトしてしまうんだもの。
前回ふたりで服を買いに行ったのは、冬に入る前だったかな。まだ半年もたっていないけれど、娘の「成長」をたくさん発見できた。
大きく変わったのは服の好み
たとえば、洋服の好み。成長とともに、シンプルなデザインを選ぶようになった。
娘が気になって手に取ったのは、無地のグレーのスウェットや、ちょっとだけロゴが入ったスポーツテイストのパーカーなど。
彼女いわく「トレンドすぎるデザインは嫌」なのだとか。かといって、ダサいのも困るらしい。
と心のなかでツッコミを入れつつも、無事に2着、好みの服を購入できた。
ひとつは中央に落ち着いたグリーンのハートとロゴが入ったパーカー。もうひとつは、カーキ色にニコちゃんマークが描かれた、軽めの羽織りだ。
小学校に入学したての頃は、ラベンダーやライトブルー、ピンクなど、ディズニープリンセスを思わせる、淡い色の服ばかり選んでいた娘を思い出し、成長を感じた。
お出かけ時の食べ物事情
服の好み以外にも、娘の変化は、まだまだある。
◆お子さまセットは卒業
最近は外食で「お子さまセット」を選ばなくなった。理由を聞いてみると「から揚げとかハンバーグとか、あれもこれもいらへんから」だそうだ。
今回お昼ごはんに選んだ「ポムの樹」のオムライスは、通常メニューのSSサイズ。
「そのうちマクドナルドのハッピーセットも卒業するのかなあ」と想像して、早くもセンチメンタルになってしまう。
◆アイスよりタピオカ
出かけて歩き疲れたとき、サーティワンのアイスクリームを食べて休憩するのが、私たちの定番だった。
でも、いつの間にかアイスも卒業したよう。「おやつにタピオカ飲みたーい!」とショッピングの2~3日から、娘にリクエストをもらっていたので、予定通り、親子でタピってきました。
ほかにも変化は盛りだくさん
数年前まで、お手洗いのときは防犯上、ふたりで個室に入っていたのに、今では「ちょっとだけ、ここで待ってて」と伝えておけば、私ひとりで行けるようになった。
フードコートでの食事中に水のおかわりがほしいとき、娘は場所だけ私に確認すると、何のためらいもなく自分でさっさと取りに行く。
私が気になった洋服を手に取って眺めていたら「ママってさあ、結構ラブリーな服好きよね」とか「これ、ママ着てそう」とか、女友だちのようなコメントをくれる。
帰りの電車でウトウトしていた私に「ママ、次降りるで!」と力強く声をかける娘。ほんの数年前までは、彼女のほうが起きなくて、駅から家まで抱っこで帰ったこともあったのにね。
娘との今を味わいたい
子どもは常に成長し続けているから、目をこらしていないと見落としてしまう。すべての変化を覚えておくのは難しいけれど、「娘との時間を全力で味わうぞ」と意識することはできるはず。
今日は、どんな成長を見せてくれるんだろう。どこかへ出かけなくたって、特別なことをしなくたって、日常に転がっている一瞬を、できるだけたくさん見つけたいなあ、と思う。
いつか娘が家を出て行ったとき、さみしさだけが残ることなく、あったかい気持ちのまま暮らしていくために。
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