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ステージの音の最後の最後の最後の感触を作っているのはもう僕じゃなかったよ

誰かは見ていてくれるって本当なんだって思った。

2022.5.15(日)、大瀧ヌーさんに誘われた名古屋 鶴舞K.Dハポンでのツーマンライブ。

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僕は今年の7月の終わりに、同じ会場でワンマンライブをすることが決まっています。それを見越して、そして、コロナ禍でもどうにかして音楽をやり続けてきた僕のことを見てきて、誘いたいって思ったんだよって、ヌーさんに言われた。

そんなん、、、もう、好きになるやん。確実に恋に落ちるやつやん。


ヌーさんのライブは7年ぶりくらいに観ました。ざらつきのある透明感を纏った声と健気でたくましい志を内包した歌。僕の知らない音の運び。それらもさることながら、お客さんを心から大切に思って、それをちゃんと言葉にしていて、同じステージに立つ人間とかどうでもよくなるくらい輝いて見えました。

こんなことを書きすぎると、ヌーさんファンの方々に浅いと怒られてしまうかもしれないので詳しくは書きませんが(あと1万字は書ける気持ち) 、人との関係の中で音楽が成り立っていることをちゃんと分かっていて、それがステージからこぼれていて、頭が上がらなかった。そればかりか、抱きしめたくなった(コロナ禍なのでしないケド)。

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僕はといえば、たっぷり40分音楽に浸れて幸せでした。自分の舵は自分で握っているんだって、ライブをやる度に思う。そして、その僕を周りで包んでくれているのがお客さんや共演者、会場のみんななんだなって、はっきりと分かった。

ライブというものを、いろいろな人がいろいろな言い方をするけれど、会場とそこにいてくれる人たちによって自分の音の感触は作られていくんだなって思った。ライブ前の人との何気ない会話、ライブ中のお客さんの表情や佇まい、反応、そういうのがステージの上の奏者の心を通って音に力を与えてくれている感じがした。

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この日の僕の音楽は柔らかかったみたい。それから、エネルギーを放っていたみたい。そしてセトリも新曲もよかったみたいなのです。嬉しい。そうやって感じ取ってくれたお客さんの言葉を頼りに、僕はまた自分の音楽の輪郭を見定めながら、曲の本質と照らし合わせながら、自分の音楽を磨いていけます。

えっ、ちょっと待って。これ、ほぼほぼ全部、ヌーさんが言ってたことじゃん、、!もう僕の心の中が、ヌーさんに染まりはじめている、、。なんとありがたい、、そして大きすぎる存在、ヌーさん。

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というわけで、今回はほぼ共演者 大瀧ヌーさんをベタ褒めするブログになりましたが、真面目な話、今回のハポンでのツーマンライブから、7月24日までのワンマンへの日々が改めてスタートした気持ちです。この日からスタートできて本当によかったって思っています。学ぶことも力をもらうことも、十分すぎるほどいただきました。

次は1週間後、京都PUB VOXhall、5.21(土)夜です。これは、また、全く別の尺度でヤバい日です。関西の強者すぎるお2人とのスリーマン。今日を全部糧にしてまた1週間を過ごしていきます。

最後の最後まで準備をするけど、最後の最後の最後の一音を弾く瞬間はライブステージの上で決まる。ぜひその一音に加担しに来てください。会場でお会いできること、楽しみにしています。



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