私自身の身体の不調をリセットしてくれるある一つの存在

新聞やWEBを見ていると、「これを飲んだら十年以上悩んでいた身体の不調が治りました!」的な広告がある。

正直スピリチュアル的なモノも含まれるような気がしているが、私にもそんな存在のモノがある…と今回確信した。

そう、東北食べる通信の存在だ。

毎月、東北の生産者の方から直接食べものが届くサービス。あわせてその方のお話や食材を美味しく食べるためのレシピが綴られた情報誌がついてくる。

月1,680円+送料。

今回は生若布
正直、「若布」をワカメと読む自信も無いのだが、これまでたくさん食べてきたのは間違いない。

ワカメはどのような形をしているかどれくらいの方がわかるのだろうか。
私は一本丸々の状態で見ることは意外にも初めてだった。
写真に撮ろうと思っても大きすぎて諦めるほど。
家のキッチンが狭いこともあるが、まな板でそれぞれの部位を分けようと思っても乗りきらない。笑
自然への感謝と、普段食べているワカメもごく一部であることを知る。

メカブもこれまでしゃぶしゃぶで食べたことがあったが、自分でみじん切りにするのは初めて。これも当たり前の作業だが、よく見る姿に近づくにつれて、何だか感動が…。
ササっと昼食の用意をしようと思っていたのに、気づいたら40分以上キッチンに立っていたことに気づく。

一本のワカメを大きく分けて茎・葉・メカブに分け、メカブご飯とお味噌汁にした。

メカブもお醤油をかけずにそのままいただく。

何だかじんわり、ほっこり。
言葉にするのは難しい、自然と満たされていく感覚だった。

実は心と身体のバランスを整えることができず、仕事以外でやりたい・やるべきことがたくさんあるにも関わらず、手をつけられない状態だった、ここ3週間。
休日にはリフレッシュの方法を色々試してみたものの、なかなかクリーンヒットまでには至らず…そんな中このお昼ご飯を食べたら少しずつだけど元気が出てきた。

この前の記事を書くことも何だか億劫というか、少ししんどかったけど、今は快調。

前にもこんなことをふと思ったこともあったけど、私にとって、この存在は本当に私を、私の不調までをもリセットしてくれる唯一無二の存在なのだと確信した。

まさに、「ここ3週間優れなかった体調が何だか良くなりました!」と声を大にして言いたい。笑

そういえば正直あまり魚を捌くことをしてこなかったけど、食べる通信でお魚一尾どーんと来ることもあり、だいぶ上達した。

(先月の馬面剥。お刺身を肝醤油で食べたらめちゃくちゃ美味しかった)

最近は発酵の勉強をしていて、さらに自分自身の体調もしんどかったので、料理する機会を増やしたら少しずつ世界も広まっていて。
例えば馬面剥ももっと色々調理したかったなとか、次の豚肉も楽しみだな…とか余計に楽しくなって来る。
少しずつ点と点が繋がっていく感じ。

月に一回、東北のある生産者の方から食べものが送られて来て、その方のお話を読みながら実際にいただく。
時に私と同世代の人も出て来るから余計に色々考えたりもするけれど、単純に尊敬と感謝の気持ちでいっぱいになる。

「生かされているな、私ももっともっと誰かに還元していこう」
と元気をいただくようなニュアンスなのかもしれない。

今日の夜はワカメしゃぶしゃぶにした。

(お湯に入れた瞬間、色が変わっていく様子はいつ見ても感動する)

明日の朝は、いつも食べている卵かけご飯と納豆のスペシャルバージョンとしてそこにめかぶを添えて、お味噌汁もワカメにしようと決めた。
(最近お味噌の専門店で様々な味噌を購入しており、今日のお昼とは異なった味噌を使うことを決めている)

こうやって毎月届くサービスも様々あり、これまでも色々手をつけてきたが、辞めてしまったモノも多い。
やはり「私にとって特別な時間・価値体験」を感じられるモノだけがいつの間にか残っていくのだと思う。

1,680円+送料を高いと思うか安いと思うかは様々だが、私にとっては、ある意味マッサージに行くような感覚。
それでこの価格はだいぶ安いと思うし、もしかしたらマッサージ以上に心がスッキリしているかもしれない。

実はこれまであまりモノにこだわりがなかった私。
今年のやりたいことリストに掲げたことがある。
「色々な分野でこだわりを持つこと」
これも一つのこだわりだけど、もっともっと突き詰めていきたいと思っているところ。

毎年春になると食べることができる、ワカメしゃぶしゃぶ。
会社に入って入社初日の夕方に本社のお庭で食べて以来、東北でも毎年必ず食べていた。
今回家でトライして、毎年春にはワカメを取り寄せてしゃぶしゃぶしようと決めた。結構先の話だが、何だか来年の春が待ち遠しい。

さて、少しずつ元気になってきたと思うので、エンジンをかけて少しずつ温めながら私自身も元通りに活動していこうと思う。もちろんまた倒れない程度の無理のない範囲で。

また来月届く豚肉はどのような気持ちでどんな形で食べるかな。



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