夕陽が沈む街を
そこらへん　遊ぶ子供を見て
微笑ましいなんて思いながら歩く
スーパー行こうと思ったけれど
今日はデパ地下の惣菜にしよう

数日前に君が
「この日は空けてね」って
何度も言うからさ
理由何度も聞いたけれど
返ってこなくて
でも君のためなら　定時退社だって楽さ

だらだらしながら
ちょっと緊張しながら
君の姿を画面越しに観ていた
君が嬉しそうならそれでいいんだ
笑いながらおめでとうと言った
青春　思い出したよ


皿洗い片付けないと
私の分だけじゃない　ご褒美は後回し
戻るのは黄色ばかりのキッチン
あの人の写真に見られながら
ぼんやりと家事して
なんとなくテレビを観る

ずっとテレビに夢中で
「こっちの仕事手伝って」と
小言を言いたくなる
楽しそうなその顔に
少しだけイラつくけれど
あの人のために　早く終わらせよう

君がテレビを見る
最近見れなかった顔をしてる
なんとなくテレビ観ていたら
少しだけ笑えて　ついSNSでつぶやいた
楽しそうにしているなら
許そう　サボタージュ


君が呼んだんだ
こっちにおいでってさ
僕もたまにはあの頃のように
素直になろうか
つきまとう影なんて忘れて…


だらだらしながら
ちょっと緊張しながら
君の姿を画面越しに観た翌朝
ずっと言われたかったこと
言われたんだ