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新歓演武を考える

新年度になり、大学は新歓シーズンですね。

食事会を開いたり体験教室を企画したりと、部員たちは新入部員を入れるため大忙しです。

で、合気道に関心を持ってもらう方法として便利なのが「演武」です。

私も学生時代は学内の様々なところで演武をしました。

ただ毎年同じことを繰り返していると、どうしてもやること自体が目的化して、「誰に、何のために行うのか?」という視点が抜け落ちてしまいがちです。

ひとくちに演武と言っても状況によってやるべき内容は微妙に異なります。

例えば、全日本学生演武大会新歓イベントで比較してみると分かりますね。

「合気道経験者に対し、磨いた技を披露するための演武」と、「合気道未経験者に対し、合気道を知ってもらう(興味を持ってもらう)ための演武」では異なる演武となります。

今回はそれらの違いを具体的に掘り下げて、新歓に有効な演武について考えていきたいと思います。

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