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出遅れたほうがお得な理由

ビジネスの世界では『先行者利益』という言葉があります。

誰も目をつけていない未開拓の市場(=ブルーオーシャン)にいち早く参入することで、シェアを獲得し、長期的に利益を独占できるということですね。

ただし、他社を先んずることが必ずしも良いかというとそうでもありません。

その市場が潜在的に存在しているかが全くの未知ですし、試行錯誤に時間も費用もかかってしまうからです。

ですから、参入するタイミングにもよりますが、出遅れた者たちが得をすることも大いにあるんですね。

実はこれ、企業やビジネスの話だけでなく、個人や趣味といった話にも当てはまります。今日のnoteは、そんな「出遅れた者たちが得られるメリット」についてのお話です。

入部時点で差がついてしまう

当然のことですが、あらゆることにおいて早く始めたほうが先に上手くなっていきます。合気道も例外ではありません。

新入生が同じタイミングで合気道部に入部したとしても、経験者かどうかでスタート地点は大きく異なりますし、下手すればOBOGより新入部員の方が上手いということもあります。

ただ、そこで「あいつは経験者だからな…」と及び腰になっていては勿体ないです。

比較すること自体ナンセンスという考えもありますが、競う相手がいる方が技術的に伸びるのは間違いありません。それも技術的に先を行く者であればなおさらです。

そこで今回は、入部した時点で、または稽古を重ねた上で、技術的に出遅れていたほうがお得な理由を3つ挙げたいと思います。

これを理解するかしないかで稽古のスタンスも大きく変わってくると思うので、ぜひ頭に入れておいて貰えれば。

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大学合気道部のコーチをやっております。頂いたサポートはコーチの活動経費(交通費)や大学合気道部の寄付に充てています。