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子どもは“買って買って星人”じゃない

娘とよく近所のSeria(100円ショップ)に行く。

保育園に通っていた頃は
その近くで習い事をしていたので
行くのが習慣になっていたけれど

今は、目的がある時だけ行くようになった。


いつも買うものは、たいてい決まっている。

だけど、この時期になると
クリスマスのアイテムが並んでいて
どれもかわいくて心がときめいてしまう。


先日も娘と行ったときに
店頭に並んだクリスマスブーツを見て

「わぁ♡かわいいねぇ~」
「これの色違い、持ってるね!」

などとおしゃべりした後、

「これ素敵だなぁ~」
「買おうかな~」とつぶやいたら

「今日はそれが目的じゃないでしょ!」と
娘にピシャリと言われてしまった。


娘の方が私より衝動買いしないタイプ。


思えばわが家の子どもたちは
小さい頃から
「あれ買って、これ買って」
と騒ぐことがなかった。


「2つまでね」などと言うことは
何度かはあったような気もするけど

娘は、私が何も言わなくても
両手に持ちきれないものは
自ら選んで手放すようになった。


言われなくても
「2つまで」が身に付いていた。

その、2つを真剣に選ぶ姿がかわいくて
目がキラキラしていて純粋で。

その姿を見たあとは
「選べたね」「良かったね」と
よく褒めていた気がする。


「この1つだけでいい」
「今日は何もいらない」
と言った日には
こちらの方がビックリしたくらい。


小さい頃からそんな感じだったから
子どもたちと買い物するときは

「ショッピングを楽しむ」
ということを大切にできていると思う。

娘と“買い物デート”気分で。


デートの時に
「あの服ステキだね~」と言っただけで

パートナーに
「同じようなの持ってるよね」
などと返されたら、がっかり。


子どもだって同じこと。


子どもたちは本来、
「買って買って星人」
ばかりではないと思う。


それなのに
「今日は買わないよ!」
「そんなのいらないよ!」と、
先走って言ってないだろうか。

急いでるから
「もう!1個だけ買って帰るよ!」
と、買ってしまっていないだろうか。


本当は、子どもは
「これ、いいね~」って
ママと話したいだけなのに。

「こんなのあるんだ~」と
初めて知ったこと、気付いたことを
ママに教えたかっただけなのに。

「誕生日はこれがいい」と
覚えておきたかっただけなのに。


子どもが反応したものは
買ってほしくて反応したとは限らない。

子どもが次に発する言葉、
子どもが次にとる行動を

ちょっと立ち止まって観察する。


その方が、大人が忘れていたことを
思い出させてくれるかもしれない。


__その時間を純粋に楽しむ___


そんな心の余裕が必要。














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