きみで充電

娘、もうすぐ0歳8ヶ月。抱きしめるとやわらかくて、いい匂いがする。シャンプーや柔軟剤の匂いとは違う、まだ小さな生きものの、すっぱくて甘い匂い。娘はまだ小さく、両腕の中にすっぽりと入る。そんな彼女を正面から抱きあげると、わたしの肩に手を乗せてくれる。時にはぎゅっと服をつかむ。その力の強さに成長を感じて、ハッとする。

頬と首筋にやわらかい感触がふれて、娘の背中に手を回す。優しく力を込めてぎゅっと抱きしめると、見えない何かが伝わってくるような気がする。
わたしは娘に充電されている。仕事がつらかったり、ものごとが思うようにいかなかったり、将来に悲観的になってしまうとき、「愛してるよ〜」と言って娘を抱きしめると、娘の体温に乗って、何かがわたしに染み渡っていく。

それがなんなのかは分からないけれど、このどうしようもない世の中を生き抜いていくため、今のわたしにはものすごいエネルギーが必要で、それを娘から補給してもらっている。まるで充電器のように。そういうふうにして、なんとか今年もお母さんをがんばっていこうと思う。

10年書き続けたブログとは別に、今年からnoteに育児で感じたことを短めに書いてみようと思っています。
#note書き初め
#育児 #エッセイ

サポートいただいた場合は主に娘のミルク代か、猫のエサ代になります!ありがとうございます!