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「となり」に寄りそう難しさの話

1月11日(土)12日(日)に、高円寺の「小杉湯」で「こどもととなり」というイベントを開催します。

11日は絵本の読み聞かせや紙芝居、銭湯体験のように「銭湯にまだ馴染みがない」人『場』としての銭湯を楽しんでもらえる企画を、12日は毎月第3日曜日に開催中の「パパママ銭湯」拡張版を開催し「久しぶりの銭湯」を満喫してもらえるよう、翌朝のお楽しみになりそうなおいしいパン、ネイルサービスなど、いろいろ企画しています。

この企画ができるまで、小杉湯の平松さん・塩谷さん含めいろいろな話をみんなでしたのですが、誰かや何かの「となり」に寄りそう、というのは本当に難しいのだな、というのを実感しました。

もともとのきっかけになった「パパママ銭湯」は「子連れでも銭湯を満喫したい!」という自分ごとから始まったイベントでしたが、そこを出発点に、銭湯という場の持つ特性や、そこに集まってきてくれるパパママたちそれぞれの思いみたいなものにたくさん触れました。

銭湯は地域のハブとして、人々のハブとしての力がものすごく強く、そこに集う人たちのゆるい連携を暖かく包んでくれる良さがあります。その大きくて広い風呂敷のような遊び場の中に、どんなものをくるんだら喜んでもらえるだろうか?を今回試行錯誤してみる感じです。

どうしても自分が好きな銭湯という場を知ってほしい、来てほしいという思いが先に立ってしまうのですが、これだけ各家庭にお風呂が普及している現代、やはり「裸」になって他者とすれ違う場というのに、馴染みがない人もまだ多くいます。わたしも銭湯との接点をくれたのは亡くなった祖母でしたし、祖母が与えてくれた銭湯の思い出がなければ、家庭のお風呂で充分、と思う人生だったかもしれません。

それでも、やはり「袖すり合うも他生の縁」という言葉のように、ふとした他者とのかかわりに、何か素敵なことがあるのかもしれないという期待がありますし、ただシンプルに、広いお風呂で開放的な気分になる楽しさを味わってほしい、という思いもあります。

そして、「パパママ銭湯」が意識しているような、子育て世代が銭湯に接点を持ったとき、起こりそうな嬉しいこと、をたくさん用意したいと思っています。そのためにも、子供が気軽に地域の人々とつながれるには、何を提供したらいいか?子育て中、孤独になりがちな保護者のみなさんがどうやったら気軽に困りごとを話せるようになるか?を、来てくれるみなさんの生活にドカドカと上がり込むわけでもなく、遠巻きに眺めるでもなく、そっと「となり」に寄りそうように考え続けたいと思います。

考えればきりはありませんが、今回のイベント、単純にワクワクする楽しい企画がたくさんです。ぜひ1月11日(土)のお昼と12日(日)の午後、予定を空けて遊びにきていただけると嬉しいです。

もちろんわたしもずっといます!

不明点やお申込みはこちらまで。→  https://twitter.com/PapamamaSento

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