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FIELD OF VIEW XmasNight 2021視聴まとめ

コットンクラブでのライブ、贅沢かとは思いましたが、4公演全て行きました。1公演だけではアレンジに驚くだけで聴き流してしまったかもしれませんが、繰り返し聴くことで、特に2日目の公演では、その変化をより楽しんで聴くことができました。

まず、会場の雰囲気に感激しましたね。事前にHPで内観の画像を確認していましたが、実際に入場した際に目の前に広がったのは、赤や茶色を基調とした落ち着きのある色合い。ラグジュアリーという言葉がぴったりでした。
給仕のスタッフさんも細かいところまで気配りが行き届いていて、開演までの時間、気分良く過ごすことができました。
ライブハウスも良いですが、今回のような高級感のある会場も良いですね。聴きに来た皆さんも良い感じにドレスアップされて、普段よく浅岡さんのライブでお見掛けする方もいつもより紳士淑女に見えました。

今回はジャジーなアレンジが聴けるということだったので、FIELD OF VIEWのUKロックなサウンドがどう変化しているのか、とても楽しみにしていました。

小野塚さんのピアノから始まった「めぐる季節を越えて」「突然」は、挨拶変わり?続く「12月の魔法」は、ベースのC音が連続でオクターブ跳躍するイントロから始まる思いもしない展開で、歌が始まってもこの曲なんだっけ?としばらく考えるくらいの変貌ぶりでした。

『あの曲がこんなことになったり、この曲がこんなことになったり。』
どの曲もとにかく驚かされるアレンジ。でも、どれも奇をてらった感がなく、すっと受け入れられるアレンジ。

『大人にはミステリアスな一面もあることをFIELD OF VIEWの音楽で表現できたら』
今回バンマスの小野塚さんの思惑は今回のステージに素晴らしくマッチしていたと思いました。あぁ、あの曲か!と気付いた時の感動といったらもう。1曲ごとに興奮してマスクの下でウンウン唸っていました。

中でも特に驚いたのは、「Cloudy Sky」と「君がいないだけ」。2曲ともコード進行が大胆に変わっていて、えー、こんな音使いしちゃうんだ!とワクワクドキドキしていました。

「Cloudy Sky」は緩やかなテンポの中でBm→Fm#が繰り返され、広がりのある展開に。
「君がいないだけ」は本来Gメジャーの曲が、平行調のEマイナーで始められました。コードだけでなく、メジャーとマイナーをそっくり変えてしまう展開に度肝を抜かれ、身悶えしてしまいました。曲の場面によって歌う様子を変えてゆく浅岡さんの様子を追うのも面白かったです。

また、普段のライブではアンコールに据えられる「君がいたから」が、グルーヴ感たっぷりにアレンジされ、本編ラストに置かれたのも意外性がありました。

聴けて嬉しかったのは「Rainy Day」と「蜃気楼」。蜃気楼はリリース当時の音源よりも感情的に強い歌い方をされていたと感じました。個人的には淡々と客観的なリリース時の方が好みでしたが、どちらにしてもこのタイミングで聴けるのは貴重でした。

前奏がついた「恋が愛に変わってゆくまでに」は、歌い始めを聴く準備ができたので、聴きやすかったです。

『恋が愛に変わって、時が経ち、今度は愛が形を変え、みんなの気持ちになっていった。』

よく浅岡さんが触れる、時を経ることで曲が熟成されていくことを今回の曲になぞらえて話されたMC。とても素敵な言い回しだったので、ライブ終了と同時にメモしました。(合ってるかな?)
元々可愛くて好きな曲でしたが、今回のこのMCで更に好きになりました。

アンコールの「そばにいたかった~StandAlone~」では、最後の歌詞が『君に会えて良かった』と変えられ、最後の最後で一気に心を奪われてしまいました。悔しい笑。演者側には心を奪う気はなかったのかもしれないけど、最近そんな温かい言葉をかけられることが少ないので・・笑

ということで、ダイジェスト的に書いたつもりがかなりの長さになってしまいました。通して読んでくださった方、ありがとうございました。

「皆さん、今日のライブ、クリスマスっぽいですか?」の問いかけにお客さんの拍手が一瞬止まってしまうくらいクリスマスをあまり感じないセットリストではありましたが、12月に合わせてこのように素敵なライブを開催していただけたことが最高のクリスマスプレゼントだったと思います。
また、来年もFIELD OF VIEWのライブが開催されるお知らせがとても嬉しかったです。参加できるように今から仕事頑張らないとね。

浅岡さん、小橋さん、バンドメンバーの皆さん、素敵な一時をありがとうございました!


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