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えいやっ!と飛び出す

昨日の夜読みおわった
死の色が滲んでいるけど
若いことの、というか生きることの苦しさも寂しさも、楽しさも全てが真っ直ぐに繊細に詰め込まれていて何度も泣きそうになって
そこに出てくる弟のところで、色々な想像をして、こんな風なものすごい足跡を残して一瞬の輝きになって消えさるのと
ぼんやり長く生き残るのとどっちが、と思ってしまうけど、家族や周りからすればそれはもちろん後者で、その他大勢からすれば、うーん…

私の姉が、祖母の亡くなる2日前、夜中にトイレに連れて行って部屋へ戻る時に気を失ってしまった祖母の瞳の、黒目が大きくなって(つまり瞳孔が開いて?)倒れ込む時の顔を間近でみて、あ死んじゃうと直感した時に、生きていればなんでもできると強く思ったと日曜の散歩で話していて
それはすごく強い気持ちだなあと
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政治部研修で会う人々は器用な優等生の方ばかり、ちょっと年配になると、中学校の部活のレギュラー/要職という感じかな
新聞の1面、2面、3面…と何度も言っていて、やりがいを感じていそうで何より
ネタを抜いてくることにかかる労力というのは並大抵のものではなく、それを間違いのないように記事にするのにかかる精神的負荷はものすごいものと思います。みんなだんだんと不健康そうになっていってるのが物語ってますかね
自分たちではどうすることもできない政治家や官僚たちの言動に振り回され、社内政治の荒波にも柔軟に息継ぎして日々泳ぎきることはそれだけで、生きる力のメーター以上を使い込んでしまい、おのずと自分のいる場所や組み込まれている組織に対して思考停止になってしまうのは、もう当たり前のように感じます
政治は利権調整だからと、これからの政局や、文科省担当だった時に感じたという公に政治活動のできる先生たちのいる私立大学や中高、そこに通う子どもたちを持つ家庭への補助金をどんどん上げていく族議員には否定的だよと、熱く語る姿は、様々な事象の裏に潜む利権のやり取りを垣間見ることに、やりがいと特権意識を持っていそうで、何より本当に好きなのかなと思わせる熱心な口調は印象的でよかったですが、やはりそれすらも私には違うメッセージも一緒に届けてしまいます
これはもう好き嫌いの問題で、
えいやっ!と飛び出す底力も感性も無くしてしまった男たち、ぴっちりとしたセーターにジャケットを着て官邸の全おじさんの目を惹いているスマートな女性たちとは、
袂を分かちたい所存ですし、そもそも私には務まらないと改めて思った次第です

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