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営業1年強、経理3年弱、その後選んだキャリアへの葛藤

2018年の9月、経理のアウトソーシング企業で働くまでに、迷いと葛藤がありました。
自分に言い訳をせずに、自分を成長させるにはどうすればよいか、考え抜いた結果が、上記の会社のメリービズです。

このnoteは下記のような思いを持つ人の参考例になればと思い書きました。
・今経理をしている
・営業だが経理をしたい
・営業だが経理を学びたい
・経理、営業問わずキャリアに悩んでいる
ぜひ読んでみてください。

目次
・つまみ食いなキャリア
・スペシャリストにもジェネラリストにも”なりたくない”葛藤
・空回りする自己成長施策
・忘れていた言葉
・紛れもなく挑戦であり、このキャリアに懸けています

つまみ食いなキャリア

新卒でSNSマーケティング支援のアライドアーキテクツに入社しました。
入社してからの流れは以下の通りです。

・法人営業(商材は当時の新規事業)
・カスタマーサポート(≒カスタマーサクセス、当時運用チームと呼称)
・事業開発(新規事業に関わる社内へのレクチャー)
・経理(請求書発行、売上管理、経理システムの総移管作業)

営業、カスタマーサポート、事業開発を入社から1年半の間に経験し、2年目の10月から経理に異動しました。

入社1年半の時期に営業活動の始まりと終わりを経験することができたのは大きな財産でした。
ただ、大きな成功体験を積めたかと言えば疑問符が残る感じです。

オールマイティと言うには程遠く、それぞれでできないポイントを知った、”痛みがわかる” 程度の経験ができたなと思っています。
(特にテレアポは一ヶ月半で1,000件ぐらい荷電したので、『こんなに架けても冷たくあしらわれる…』といったような、断られる辛さは少し経験できました。笑)

スペシャリストにもジェネラリストにも”なりたくない”葛藤

葛藤の始まりは経理に異動してからです。

経理経験もなく、大学でも会計の分野ではなく(大学は理学部地球惑星科学科というマイナーな理系)、経理をやるということで、挑戦する気概で臨みました。
当時の先輩方には本当に良くしていただいて、何もわからない自分に対し、丁寧に仕事を教えていただきました。
(当時本当に不勉強で経理と聞いても最初全然わからず、異動の話が来た瞬間は「そんな小説あったなー」ぐらいの感想でした。)

しかし、1年2年と従事していくうちに、 ”経営との距離が近い経理””数字を管理するだけじゃなく予測する経理” などといった”デキる経理”というものを自分が体現できていないことに気づきます。

当時、年齢の近い公認会計士の先輩がいましたが、比較しようにもできないぐらいの圧倒的な差がありました。

知識量やビジネス経験両面から圧倒的で、とてもその領域では立ち向かえないなと思う機会ばかりでした。
…かといって自分はじゃあ何をするのか?
と思い返すと、日々の業務に追われてそれどころではありませんでした(請求書の対応は皆さんが気にする細々とした緊急業務です)。

いや、正直申し上げると、覚悟を持ちたくなかったのです。
「改善策としてこれをやろう!」というと、経理パーソンとして圧倒的に勉強しなければならない。

・自分は果たしてそこまでして経理パーソンになりたいのか?
・いや、なりたくないんじゃない?
・そもそも事業側の人間として社会人になったんじゃないの?

そんなふうに二の足を踏んで、経理パーソンになるために、事業側のような動きができなくなる可能性を”捨てる”覚悟を持つことができませんでした。

確固たる覚悟を持てないままにも、気になるポイントや、営業と経理の間での課題は出てくるので、真摯に向き合い、少しずつ改善は進めてきました。
しかし、そんなふわふわした気持ちを抱え、気づけば3年経とうとしていました。

3年の間、事業側の同期や、中途入社で仲良くさせてもらっている先輩方の躍進を見る中、徐々に自分が取り残されている気がしてきました。

そして気づけば、どんどん自分が嫌いになってきていました。

なぜなら本来の自分が、「穴があったら塞ごう」という改善型のタイプであるにも関わらず、
「穴を塞ぐのなんてやってられない」
「新しいことをするのはいいけど、その後空いた穴を塞ぐのは自分なの?(え、やだよー)」
という気持ちになってきたからです。
さすがにそんな自分にちょっとビビりました。笑

補足として、後々振り返ってみれば、この気持ちはとても大事なものだったなと思います。
営業側と管理側にある軋轢であり、100人超えてきた規模の会社で起こりそうな組織課題でもあり、セクショナリズムの現れであり、現場の痛みでした。
ここらへんは今回割愛しますが、自分が営業と経理を文字通り両方の立場から見ることができて(そのときどきの不満を持てて)本当によかったなと思います。

空回りする自己成長施策

私は焦りました。
何かをすべきなのに、何をしたらいいのかわからない(いや、正確にはわかっているが、やりたくない、人生の時間を投資したくない)。

・経理のプロで進んでいく気持ちに傾いて簿記の勉強をしたり、経理セミナーを聞いたり。
・社外の自社事業と全然関係ないイベントに出て知見を広めようとしたり。
・経理だけじゃなくて人事領域もと、新卒の教育研修プロジェクトを進めてみたり。

ただ、なかなか成果を出せず、出したとしてもなんとなくピタッとはまる感触がなく、気持ちが空回っていたように思います。

「仕事でピタッとはまることなんてそうそうないし、仕事なんてそれまでのことだよ」と言われればそれまでですが、なんとなく考えていたこの気持ちは払拭できないままでした。

言ってしまえばこの気持ちや葛藤は言い訳だと思います。
そして、この言い訳をしちゃってる自分がダサいなとも思っていました。

忘れていた言葉

『"経理"に異動するんだったら、長谷くんの場合は”経理”と”営業”ができないと駄目。経理本職の人にはかなわないんだから、営業系の情報はきちんと外から取りに行かないと。』
異動のときに当時の上司から言われた言葉です。
いつかは経理をやめる日が来る、ということを見越しての言葉でした。

異動してすぐはきちんと覚えていて、動けてもいたのに、いつの間にか営業系の一次情報を外から仕入れてきていませんでした。
2年ぶりぐらいに元上司と会い、言葉を思い出し、自分が間違っていたなーと改めて実感。

今までの経験を活かしながら、そして何より自分が葛藤せずに働ける環境を作る、もしくは探して動かないと、と強く決意しました。
そんな中で出会ったのが、経理をオンラインでアウトソースする、メリービズでした。

紛れもなく挑戦であり、このキャリアに懸けています

メリービズという会社はベンチャー企業であり、当時社員5人であり、当時は1.5億円の調達前のことでした。
何度か心の中で行きつ戻りつをした後、入社することを決めました。

この会社は、
企業の経理の痛みを和らげるし、
日本で働きたくても働きにくい都会や地方の経理スタッフに仕事をお願いするし、
社内で働く人のワークライフバランスにも考慮しています。
とても魅力的な会社です。
(もちろんできていないことはたくさんあります。例えば最初に購入してもらったPCのスペックが低く3ヶ月でブーンと唸り声を上げていたり、その後のPC選ぶときも自分で選定したり、後は・・・この辺にしておきます)

でも一番自分が入社してよかったなと思うのは、成長に言い訳できない環境だな、ということです。

なぜなら経理の痛みを知っていて、
営業の売れない辛さを知っていて、
地方と都市の仕事環境の違いを肌間で感じている人(私)は圧倒的に少ないからです。
そこまで会社と人材要件がマッチしてるってないと思いますし、これ以上はもう望めないと思います。笑

だからこそ、大事な20代の数年間の人生分、懸けて望んでいます。

今は全力で取り組むための場所としてメリービズを選び、さぁやっていこうかというところです。
4ヶ月経ち、任される仕事も少しずつ増えてきました。
この会社が成功することが自分が成功することだと信じて、突き進んでいく所存です。

営業1.5年経理2.5年を経て選んだキャリアの葛藤について

結論、この葛藤は自分の源泉になり、今働く理由であり、エンジンになっています。

会社が成功するために、勉強するし、チャンスは掴むし、自分に負けてられないです。
もがき苦しんでいるさなかではありますが、(個人的にも今年は変化の大きい一年でしたが)、ようやく助走でき始めたところかなと思っています。
きちんとあがいて、苦しんで、成功の果実を手にしたいと思っています。

上記のようなテンションで、Twitterもやっています。
良ければ、フォローしてみてください。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

最後になりましたが、前職の経験は間違いなく私を成長させてくれました。

よくある退職エントリみたいな感じにはしたくなく、前職の批判とかする立場でもないと思うので、そういった趣旨はこのnoteにありません。

そして全体的にネガティブな部分多めでしたが、あくまで葛藤にフォーカスを当てた振り返りなので、実際はもう少し楽しく前向きに働いていたこともここに追記します。笑

自分のスタンスを明らかにして、向こう数年頑張っていきます。


#経理 #営業 #キャリア #転職 #キャリアの葛藤

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