「うっかり」を減らして「無駄」をする

午前中に出かける予定がないと、うっかりしてしまう。

うっかり、起きるのが遅くなったり。うっかり、ゆるゆるとスマホをながめてしまったり。今年は「うっかり」を減らしていくようにして、能動的かつ積極的に時間をつかっていきたい。していることは無駄なようでも、うっかりではなくて、「意思ある無駄」を過ごさなくては。

それは、クリエイターのハイロックさんが教えてくれたことだ。

https://www.lifehacker.jp/2018/01/171225_hirock_multiple-residences-in-various-locations.html

今はテクノロジーで効率的かつ便利になって、無駄なことに時間を使えるようになったよね。変な言い方だけれど、無駄なことをするために時間を稼げるようになった。

「編集者は暇でなければならない」というのは、WIRED元編集長の若林恵さんの言葉で、ぼくがつよく信頼を寄せる考え方でもある。

http://cotas.jp/business/kei-wakabayashi-1.html

編集者とかジャーナリストとか小説家とか、そういう人たちって、ビジネスの時間軸とは違う時間軸で動いているんですよね。もっと長い時間軸で物事を考えているんだと思うんです。つまるところ、基本的に、編集者は暇人じゃないとだめなんだと思うんです。ビジネスに巻き込まれない、という意味で。

あと、たぶん「無駄」って、気づくことが大事で。読んだり見たりするだけでなくて、精度が高いとか、出来がいいとかだけじゃなくて、「あ、そういうことか」って気づくことが、自分の物差しみたいなものをつくるよね。

夜は、クリームシチューをつくった。時間がなかったので、小麦粉からこしらえるのは諦めて、「クレアおばさんのクリームシチュー」にお世話になった。ルーをつかうと、びっくりするほどかんたん。広島にいったときのお土産で買ってきた冷凍牡蠣と冷凍ムール貝をどっさり入れたら、なかなか外食でもお目にかかれない感じになってテンションが上がる。すこし甘いかも、な。

「ずっと食べたかったんだよねー」と恋人が言いながら、スプーンが進んでいる。うれしそうでうれしい。やっぱり、シチューは冬のたべものだ。と、おもいつつ、サマーシチューというのはむずかしいのだろうか、なんて想像もする。サマーニットがあるのだし、サマーシチューがあってもいい、はず。

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