「尊い」ことで日々を満たせばヒマはなくなる

朝方起きて仕事をしていると、恋人からLINEがくる。ざっくり言うと「これから新しいことに挑戦してみる」という報告で、読んでいて嬉しい気持ちになる。行動する人の姿は見ているだけでコチラまで心が沸くし、それが好きな人なら尚更のことだ。

恋人が自ら「これは!」と思って、すぐに行動に移していたことに、ぼくは驚きつつも、胸の内側からぐわーっと熱いものがこみ上げる。思い返すと、恋人の思い切りの良さは、ぼくが好きなところのひとつかもしれない。

それで、世の中の仕事を含めて、「やったほうがいいこと」と「頼まれてもいないのにやっちゃうこと」があって、どちらを大事にするべきかでいうなら、圧倒的に後者だ。やったほうがいいこと、あるいは「やらなきゃと思ってやること」で日々が満ちると、人間らしくなくなって、思考が止まっていく気がする。

写真家の中川正子さんが、以前にトークイベントで話していて、印象に残っている言葉がある。記事を書いたぼくは、ここは太字にせざるを得なかった。

「頼まれもせず、得にもならないし、むしろめんどくさいのに、やっちゃうこと」っていうのが尊いことだなと思っていて。それまでの21年くらいの人生で、写真は初めてそう思えたものだったんですよ。── https://hokuohkurashi.com/note/95027

今のぼくにとって音声配信は全部そうだし、この日記を書いていることも、やたらとストロングゼロを飲んでは「#わたしのストロングゼロ」というハッシュタグでツイートしてるのもそうだといえる。

くだらない、意味がない、と笑う方もあろうが、自分にとっての尊さを持ち出せば、これは誰にも否定ができない(体や心を損なう依存症とかは、もちろん除くけれど)。

もしかしたら恋愛なんていうのは、ぜんぶそうかもしれない。お金もかかるし、体力つかうし、下手したら傷つくし。でも、自分ひとりでは得られないたくさんの実りや気づき、勇気、感情、出会いみたいな良さもあるはずで、その経験は人をたくましくしてくれる。

だからぼくは、尊いことに出会った時、それをとても喜んでやることにしている。ちなみにこの数が増えるほど「ヒマ」はなくなっていくという図式でもある。

その行為の「尊さ」を楽しんで、日々の中で行動できているとき、まさに人間らしく、あるいは「わたしらしく」生きていることになるのだとおもう。

#日記 #エッセイ #コラム

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長谷川賢人

なるべく上等な劣等感日記

誰も劣等感を脱ぎ捨てることはできない。人生はけっして素晴らしいものではないが、どうせ生き続けなければならないのなら、なるべく上等な劣等感を身につけた方がいい。 ──吉行淳之介
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