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HashHub新ブランドのデザインコンセプト

はじめまして。
HashHubのデザイナー、masatoです。

HashHubは「Web3/暗号資産のリサーチメディア」と「暗号資産の資産形成サービス」を展開しているスタートアップです。

2022年8月25日に会社のビジョンを変更しました。同じタイミングでロゴ / コーポレートサイトのブランド・デザインを一新しています。

この記事では「リブランドに至った経緯」と「ロゴ/コーポレートサイトのデザインコンセプト」について書いています。

ビジョンについてはCEO平野さんの記事があるので興味がある方はご覧ください。

リブランディングに至った経緯

今回のリブランディングはロゴ変更提案をきっかけに発展したプロジェクトで、これは私の提案でしたが、ロゴないしブランドのデザイン耐久性の向上が目的でした。つまり当時の提案はブランドの微調整に留めるプランだったのです。以前のロゴは独自性があり好きなのですが、事業がスケールした将来を想定するとより多くの人と接するため、早い段階で視認効率を改善するのが良いと考えていました。そして最終的な着地はご覧の通り、微調整に留まらないリブランディングです。

リブランディングまでアクセルを踏んだ背景は、冒頭にもある通りビジョンの変更をきっかけとしています。社員一同でビジョンを議論し、決定していくプロセスを経て、CEOの平野さんはもちろん、少なくないメンバーがロゴデザインをビジョンに沿う形でアップデートしたいと考えるようになりました。私もその一人です。

ビジョンを変更した際の最もな成功パターンとは、ビジョンの浸透が組織内部に留まらずプロダクトやコミュニケーションなどユーザーとの接点までビジョンつまり世界観が隅々まで行き渡っている状態だと思います。ブランドをビジョンに合わせて更新するということは、その一助になると考え、熱意だけではなく理論としても、HashHubという組織としてリブランディングに至ったのだと振り返っています。

ロゴのデザインコンセプトについて

リブランディングにあたり、新しいデザインでは以前のロゴの要素を継承したいと考えていました。これまでのイメージをまっさらにするのではなく、過去の延長に今を起きたかったのです。Color / Form / Typographyの観点から、どのように新しいロゴをデザインしたのかご紹介します。

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Color
旧ブランドカラーを彷彿とさせる、青や緑系統の4色グラデーションを採用しています。特定のチェーンやプロジェクトの影響を受けないというHashHubの「中立性」を、特定の色に染まらないグラデーションで表現しました。旧ブランドカラーを継承する色合いを採用し、多色でありながらもバランスをとっています。

Form
旧ロゴマークのデフォルメでありつつも、二つの図形を交差(ハブ)させた独自の造形を採用しました。覚えてもらいやすいシンプルな造形を心がけながら、中央のダイヤモンドはパーパスの「パブリックブロックチェーンの恩恵」を表わし、そのダイヤモンドを形作る左右の図形はミッションの「ワクワク」「経済性」を表しています。

Typography
1957年にスイスで生まれたサンセリフの欧文書体「Helvetica」を採用しています。簡素で落ち着いた書体でありながら説得力に富む力強さが特長です。HashHubが持ちたい「知性」を象徴しています。ロゴマークを多用するサービス特性から加工は施していません。

コーポレートサイトのデザインコンセプトについて

ロゴデザインの後に、コーポレートサイトをリデザインしています。サイトのデザインというスコープ以上に、ブランドの設計を視野に入れながらドラフトを重ねて模索しています。ここでは最終的に採用したデザインコンセプトを紹介します。

・Unknown Possibility
HashHubの根幹にあるのはパブリックブロックチェーン。パブリックブロックチェーンは21世紀のデジタル空間に生まれた新しい公共財で、未知数な可能性に溢れています。key visualを設定するうえで、パーパス・ミッションの言葉からインスピレーションを広げ、「世界を探索し、未知なる何かへ辿り着いた」ビジュアル表現を採用しています。ブランドカラーで採用しているグラデーションも、Unknown Possibilityの表現に一役買っています。

HashHub key-visual

・Floating element
ブランドカラーを纏った浮遊する3Dエレメントを使い、HashHubがパブリックブロックチェーンに抱く可能性や将来への期待を、浮遊感・色彩から表現しています。

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HashHubレンディングのグラフィックエレメント

・Minimum & Stylish
創業期は暗号資産自体もまだまだ広がっておらず、事業はもちろん暗号資産について詳細に説明をしていました。数ある発信のなかでHashHubの誠実・中立・知性が伝わり、ユーザーから信頼いただけるサービスになっていったと思います。新しいビジョンと新しいHashHubの始動にあたり、暗号資産のアーリーアダプターであった今までのユーザーはもちろん、新たに広がったユーザー層にもアプローチするため、そして暗号資産の静かなマスアダプションとともに、プロダクトを紹介するビジュアルもシンプルで分かりやすいものにアップデートしています。

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HashHubリサーチのVisual design

おわりに

新しいHashHubブランド。
私が代表して紹介させていただきましたが、社員全員で考え、議論しあって築きあげられたものです。もっと言えば、創業当時から積み重ねられてきたカルチャーや信頼を、違う角度からスポットライトを当てたに過ぎないかもしれません。それ程、ブランドとはデザインだけでは決まらないものであると、今回のリブランディングを通して感じています。私の提案を快く受け入れていただいたHashHubのみんなに、この場を借りて感謝を述べさせてください。

私たちは、ビジョンという北極星に向かってこれから進んでいく訳ですが、やるべき事はたくさんあります。HashHubはまだ14名の会社ですが、これから大きな挑戦をしていくために、共に「パブリックブロックチェーンの可能性を信じる」ことができる仲間が必要です。

ここからは宣伝になりますが、HashHubでは仲間を募集しています。
会社を、事業を、ブランドを、一緒に築き上げていきませんか。Web3や暗号資産に興味があって「まずはどんなものか話を聞いてみたい」という方も、応募歓迎しています。

ここまでご拝読いただき、ありがとうございました。


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