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『君と自分S④』 直にやって来る白い日。君に何か渡したくて。さりげなく探りを入れても肩透かしを食らう。確かにそんなにイベント事に興味ありそうな君じゃない。きっと「会えればいいよ」くらいなんだろう。わかってる。いるんだけど…いっそ、君のオデコみたいな白桃のシロップ漬でも渡そうか。

7年前

『君と自分S③』 ここ数日、やたらと「何、食べたい?」とか「こーゆうの好き?」とか訊いて来る君。何なんだろ?と思いきや…そうかぁ。自分はそんな気にしない性質だから、そんなソワソワしてくれなくてもいいのになぁ。だって、やっぱり、アレじゃない。こんな風に、君と過ごせたらそれでいい。

7年前

『君と自分S②』 2月の週末。いつものようにテレビを見ている君。「あのさ」声をかけると「ん~?」だけ。もうすぐなのにな。「…あのさ」次第に小さくなる声。「何か言いたいことある?」君のその言葉は、やっぱり忘れてるのかな。─と、突然君が「はい」とテーブル下から出した紙袋に面食らう。

7年前

『君と自分S①』 2月半ばの金晩。「あのさ」テレビを見ながら、君が唐突に切り出した。「ん~?」心ここに在らずで答える自分。「…あのさ」語尾が失速気味の君。「何か言いたいことある?」自分の言葉に君はショボンと俯く。吹き出しそうになるのを堪え、「はい」と小さな袋を渡した時の君の顔。

7年前

キミと自分④

7年前

キミと自分①

8年前

キミと自分②

8年前

キミと自分③~はじまりは はじまり~

8年前