フォトジャーナリズム

1年振りのミャンマー、ラカイン州への旅を終えて。

写真は西部ラカイン州ミャウー郊外、ロヒンギャが暮らす村の子供たち。彼らは去年と変わらず不条理な今を生き抜いていました。去年夏に発生した州北部の大弾圧で多くのロヒンギャが殺され、72万人が隣国バングラデシュへ避難している現状は今も変わりません。国際的なニュースに詳しい友人と話しても「もうミャンマー国内にはロヒンギャは存在してないのかと思った」と言われるくらい、ラカイン州内の情報は厳しく統制されており

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原発事故汚染地帯を歩いて考えた   避難解除されたからといって      小中学校を再開する必要があるのか

いきなりで恐縮だが、こんな言葉から始めよう。

「人々を動かす一番重要な要素は、事実ではなく認識である」。

 これは、私が米国コロンビア大学の大学院で国際政治学を学んだときに、2年間のコースの最初の授業「国際関係論の基礎概念」の冒頭でジョン・ラギー学長が言った言葉である。この言葉を聞いたのはもう26年前の1992年だが、その後、国際政治に限らず、国内政治でも経済でも、現実をどう理解するかを考

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