みと吉 禮子 (みとよし れいこ) 絵本作家

映画記録×日記×イラストのnote。映画、音楽、アート、日本酒、神社仏閣、ワンピース好…

みと吉 禮子 (みとよし れいこ) 絵本作家

映画記録×日記×イラストのnote。映画、音楽、アート、日本酒、神社仏閣、ワンピース好き。ボランティア活動やWFP等寄付などSDGSを実践。青い手 https://youtu.be/rDP9VP4Tl00 reiko3yoshi@gmail.com

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君たちはどう生きるか 警鐘 

警鐘がなる。 危険だと知らせる音。 けたたましい音に心がざわつく。 起こっている非常事態に対応出来ない。 起こっていることを受け入れられない。 見たくない現実から逃げたい。 誰かのせいにしたい。 自分より嘘つきを探す。 自分より不幸な人を探す。 あの人よりマシだと思いたい。 人も苦しんでいることに目を背けたい。 不安をかき立てる響きに心がきしむ。 『君たちはどう生きる』2023年日本映画。宮崎駿監督。スタジオジブリ作品。主人公の少年の心模様や移り変わりを異世界との交わりを通

    • ブレット・トレイン 多重次元

       多重次元の因果応報に生きていると、感じる5月だった。久しぶりにスケジュールにアレコレと予定を詰め込み過ぎた。  再生速度が倍速になったような時間感覚で、あっという間に1日が終わる。  ”充実した1日”と表現した方もいたけれど、実際には、記憶が飛ぶくらいに疲労感が蓄積された日々だった。  久しぶりの雨は、なんだか嬉しい。 雨音に癒されるように、ゆっくりと昼寝をした。     色々な種類の出来事が積み重なり、自分の蒔いた種が思わぬ喜びや不本意な出来事となり、またそれにまつわる

      • 千羽つる 『嫌なものは、嫌』と言いたい

         戦争なんて、今や遠い昔のことで、映像の中の遠い国の出来事で、他人ごとのように思っている私がいる。今この時に世界のあちこちで戦争犠牲者が絶えないというのにもかかわらず。日本が戦争に参加することをリアルに考えつかないでいる。  ただ、台湾有事の話を聞く度に、日本本土が再び焼土となることをリアルに想像し、ぞっとしてしまう。  日本がもし、様々な政治の関係性から戦争行為に参加してしまったら…日本の基地を解放し、自衛隊が参戦してしまったら…  弾道ミサイルの性能向上の為、飛行機は

        • 浮浪雲 下駄と煙管と風流と

           桜は満開。春だ。春だ。心がポカリと浮かぶ。  下駄をカロコロ鳴らしながら、満開の桜道を散歩した。  帰りにつくしを摘んで、帰ってから佃煮にした。苦味が上手い。春のお味。  つい最近、煙管(キセル)を覚えた。庭で摘んで干していたハーブ類がタバコになることを知って、直ぐに煙管を手に入れた。  ヨモギ、ミント、セージなどなど、様々な野草を煙管の雁首に詰め込んで楽しんでいる。    のんびり、煙を燻らせながら、芽吹きの庭を眺めている。風流じゃないか! 下駄と煙管と風流と。ふ

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        • 脚下照顧ー自分の価値観ー
          34本
        • 把手共行ー平和のためにー
          16本
        • 敬天愛人ー自然と共に生きるー
          13本
        • 水滴石穿ー1枚の絵
          12本
        • 一期一会ー新しく出会う喜びに
          12本
        • 歌舞優楽ー歌って踊って楽しんで
          9本

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          ONE PEACE FILM RED 新時代だ!

           春分の日を迎えると、今年に気合いが入る。  忙しい年末年始と正月疲れと手持ち無沙汰の1月からの、あっという間に過ぎる2月を経て、三寒四温を体感する3月へ。春の暖かさに身体も気持ちも脳も活動し始めるようだ。  何か新しいことが始まる予感に、前喜祝いを挙げたい気分になる。 ”新時代だ♪”と歌のフレーズが響いていたのも、記憶に新しいのに、もうAmazon primeで公開されていた『FILM RED』。  ワンピースファンで、Adoちゃんの歌好きでもある私は、もちろん公開

          ヴィヴィアン・ウエストウッド最強のエレガンス 愛らしく

           庭のスモモの木に小鳥が来る。  まるまると太った鮮やかな橙色のお腹。灰色の頭に黒い顔。人懐っこく、かなりの至近距離まで近づいて来る。  ”ジョウビタキ”と言う11月から4月にかけて日本で過ごす冬の渡り鳥だそう。  小鳥が遊ぶ側で、春の庭仕事をしているうちに、2月はあっという間に過ぎ去ってしまった。  2月3日節分。七福神にあやかり7つの具材で恵方巻きを作り、家族の無病息災を祈った。  2月4日は立春で巳の日。2023年の運気が始まる日。お友達と開運招福の恵方参り。丹生川上

          ヴィヴィアン・ウエストウッド最強のエレガンス 愛らしく

          二代目はニューハーフ 仁義

           自分が何に感動を覚えるのか、再確認するような映画に出会いました。 『セーラー服と機関銃』では二代目は女子高生。 『二代目はクリスチャン』は二代目は尼さんで、 『二代目はニューハーフ』で二代目はおかま。  1981年公開。赤川次郎原作『セーラー服と機関銃』。大ヒットした同名主題歌を歌い、瑞々しい高校生役を演じた薬師丸ひろこさん。  1985年公開。つかこうへい原作『二代目はクリスチャン』。アクションは控えめに悲しみを刀に美しいシスターを演じた志穂美悦子さん。  大好きな2

          支那の夜 葛藤と平和

          『君がみ胸に 抱かれて聞くは  夢の舟唄 鳥の唄  水の蘇州の 花散る春を  惜しむか 柳が啜り泣く』  お仕事の上で、沢山の古い唄を沢山覚えました。  昔の唄は、ゆったりとしたリズムに、情景が浮かぶ歌詞と、豊かな感情が載せられて、とても美しいです。  上記の歌詞は、『蘇州夜曲』。映画『支那の夜』の挿入曲にも使われていました。  たまに口ずさむと、それに反応して一緒にリズムを刻んで下さるお年寄りの顔がほころび、なんだか私も嬉しくなります。  最近ふと、そう言った曲を思

          ワイン・コーリング 自然派

          明けましておめでとうございます♪ 新年を喜び、昨年に感謝して 皆様のご多幸をお祈り致します。  昨年は初めての畑作りと秋冬野菜作りで、右往左往しました。虫に驚き、虫に泣き、虫を今迄で1番、殺生しまくりました。食べる為とは言え、あまり気分がいいものではありませんでした。とは言え、そうして守り育てた自前の野菜は不細工だけれど、やはり嬉しいものでした。  今年は自然農法にならい、防草シートを剥がし、雑草を生やそうと思っています。イネ科やマメ科の植物を植え、植物に土地を耕しても

          ビッグアイズ 黒い穴

          人は弱いからなのか、なんなのか、避けても逃げても同じ失敗を繰り返してしまう。気付かない内に前と同じ穴に落ちている。 以降ネタバレ。 自らもビッグアイズのコレクターであると言うティム・バートン監督。監督らしい50年代風のカラフルな住宅街の風景。鮮やかなエメラルド色の車で、暴力夫の留守中に娘と2人して逃げ出すマーガレット。 新天地で得意の絵の仕事に就き、娘と2人で暮らしていこうとするが、母子家庭の不安から、同じく絵を描く社交的な男性ウォルターと直ぐに結婚してしまう。 彼女の

          ヘルドッグス 骨を砕く音

          もしかして、”骨折り損のくたびれもうけ”…に、なるかもしれないが、災害時の備蓄や準備をコツコツとし始めた。 きっかけは今年7月末に三男がコロナに罹患したことから。あまりに高熱の息子はおそらくコロナだろう。私も濃厚接触者で自宅謹慎になるに違いないと判断。PCR検査結果が出るまでに、1週間分以上の食糧を直ぐ様、買い出した。爆発的に罹患者が増え、対応が間に合わない市町村。案の定、PCR検査でコロナが確定して5日経ってから、コロナ罹患者の分だけの1週間分の食糧品が届いた。 様々な

          リトル・フォレスト ひと息いれる

          肩はかちこち、足は重い。目は霞む。治療し直し中の歯は痛むし、怪我した指は痛い。ぼろぼろの身体を引きずり、引きずり… 最近、2022年現在、連載25年の漫画『ワンピース』のアニメ版を1話から見直すというとんでもなく果てしないことをしている。疲れてボーっとするのには丁度良い。海賊王を目指す少年の物語。今見ているのはまだエニエスロビー編…だけどウォーターセブン編と共に大好きな章。仲間を思う気持ちの厚さに何度見ても泣いてしまう章だ。 断捨離に畑造りと頑張った2週間余り、ここらでひ

          リトル・フォレスト ひと息いれる

          老後の資金がありません 見直し

          家計の見直しをしている。 春に次男が一人暮らしを始め、三男と2人暮らしになったにも関わらず、食費が下がらない。かなり物価が上がっていることを実感している。 住宅ローンの借り換えを検討してみたが、経費を含めても我が家の場合はあまり効果が期待出来ない。それよりタイミング的にも今ではない感じ。 固定費見直し。携帯電話とネット会社、サブスクは契約変更が必要。 電気はエアコンを使わない時期には安いので、エアコンの掃除をしよう。 おそばせながらスマホ決済をし始めて、その履歴を見

          心の旅 やり直し

           会いたいと思う人がいる。もう何年も会っていない人なのに、ほんの少し思うだけで、たまに凄く会いたくなる人がいる。  あの時、急に別れを告げられた。あの時、それは晴天の霹靂のような印象を私に与えたが、彼の中では積み重なった思いの中で出した答え。実は私自身も、とうに分かっていた結末。いつかその時が来るだろうと思っていた別れ。 でも、初めて瞳が合った瞬間から、私は惹かれている。今どんな関係でいても。それは変わらない。もし今、彼に会うことがあるのであれば、やり直したいことがある。

          天国にちがいない 観察する者

           17日からの体調不良と高熱。PCR検査でコロナと判定を受けた三男と自宅療養生活を送っている、濃厚接触者の私。 幸い私は陰性とのこと。この1週間、自宅マスク生活をし、体調不良もなく、25日には外出OKとなっている。 三男は3日間39.6℃から解熱剤を服用しても38℃より下がらず、その後2日間は解熱剤を服用せずに37℃に。喉の痛みや、倦怠感、息苦しさ、鼻詰まり、味覚を感じづらいなどの症状を継続しつつ、今は36℃台の平熱でダラダと過ごしている。彼は閉じ籠り生活から28日には解

          空海 四国巡礼の旅

          先日、四国88ヶ所巡礼の旅を始めた。 空海さんの生誕の地と言われている香川県善通寺周辺の71番札所から77番は、「七ヶ所(しちかしょ・ななかしょ)まいり」と言われ、この七ヶ所を回ることは四国霊場をすべて巡ったのと同じ功徳が得られるという、江戸時代から続く風習とのこと。  四国は先ず、この7カ所まいりからスタートした。 事前に、御朱印帳や納め札、写経を用意し、巡礼の旅の安全祈願に、東寺、仁和寺、神光院を参拝して準備を進めて来た。 友達らとお茶やランチを楽しみながらの、カジ