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筒井康隆|「創作の極意と掟」

【忘却度90%】筒井康隆「創作の極意と掟」

なんとなく始めてみました。

「創作の極意と掟」を読む。

3年前

筒井康隆 / 創作の極意と掟

現実と幻想、光と闇、秩序と混沌は、常に表裏一体にして地続きである。 しかし我々人類は単純を志向するが故に、多面的な世界や物事の一側面しか見ていない。 日常の中に潜む「戦慄」や「脅威」。 激動と混乱の中にふと訪れる「平穏」。 人生や歴史とは、その繰り返しの積み重ねにすぎない。

筒井康隆氏の『創作の極意と掟』は指南書としてもエッセイ集としても優れており、何度も読み返している良書だ。しかし購入・読了から約2ヶ月後に文庫化されると「なぜ発売後3年3ヶ月待てても3年5ヶ月待てなかったのか。この2ヶ月のずれには宿命論的な意味でもあるのか」と自分に問いたくもなる。