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8000m越え14座 7ヶ月制覇

神々の山嶺の傍ら、この映画を見ました。

登山家の実在の姿が見たかったのと、ネパールやチベットなどエベレスト近くの町の姿を目にしたかったからです。

期待はいい意味で裏切られました。

プルジャは爽やかでかっこよくて、ユーモアに溢れ、いわゆる山屋って風貌感ではありませんでした。

K2に登るとき、第4キャンプで撤退しようか迷っていた他の登山家たちを元気づけようと、パーティーを開き、踊って飲んで希望を語る人です。

劇中のインタビューで出演していた伝説の登山家メスナーこそが厳つくて眼光鋭く山屋ぽかった!
メスナーは14座を14年掛けて達成しましたが、楽しいと思ったことは一度もないと言っていたのが印象的です。(ちなみにメスナーはすべて無酸素で達成!)

プルジャはネパール人です。
エベレスト登山などを裏方として支えてきたシェルパ族の同胞です。シェルパこそが最高の登山家とは従来から言われてきました。
プルジャはネパール人であることに誇りを持ち、ネパール人のために登ると明言していました。

プルジャは新しい世代の登山家と言えます。

アルピニストスタイルに拘らず酸素ボンベを有効に使い、登山中に遭難しかけている人がいれば危険を顧みず身を挺して助けに行き、自分のためではなくネパール人や母親のために登り、楽しみのために登ろうとする。

8000m超14座制覇の最短記録は7年でした。

プルジャはそれを7ヶ月で達成します。

まさに偉業です。

映画の最後でプルジャは、もっと大きなことに挑戦すると言っていました。

えっ、もっと?
これよりすごいのってなんだろ?

プルジャは生ある限り挑戦し続ける人なのでしょう。

力をもらいました!

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