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三方よしのビジネス哲学|適正価格で築く持続可能な未来

ビジネスにおいて大切なこと。
それは、「適正価格で仕入れて、適正価格で売る」という原則です。

今回の記事では、フリーランスの学校のvoicyで語られていたことをもとに、このことを考えてみます。

「できるだけ安く仕入れて、高く売る」
これが、できれば大儲け!
きっと多くの人がそう思うでしょう。

でもこれは、決して長続きしないのです。
安く仕入れるということは、どこかで誰かが損をしてるかもしれません
それは生産者かもしれないし、環境なのかも。

だから、私たちは「適正価格」という考え方を大切にしたいのです。
それは、ただ単に数字の問題じゃない。人と人、人と自然との関係を大切にするってこと。
長い目で見たときに、健全なビジネスを続けるための秘訣なんです。

この記事では、この「適正価格」をどうやって見つけて、どうやって実践していくかについて、一緒に考えていきたいと思います。
それじゃあ、早速本題に入っていきましょう!

1.「高く仕入れて、高く売る」の原則

ビジネスで利益を上げるというと、すぐに「安く仕入れて、高く売る」という考えが浮かびがちです。でも、ちょっと待ってください。
本当にそれが長期的に見て良い方法なのでしょうか?

「高く仕入れて、高く売る」という原則にしたがうことで、実は多くのメリットがあります。
まず、生産者が公正な価格で報われることで、品質の良い商品やサービスが継続して供給されます。
これは消費者にとっても、長い目で見れば大きな利点になります。

さらに、高品質な商品を扱うことで、ビジネス自体のブランド価値も高まります。消費者は価格だけでなく、品質やブランドにも価値を見出しています。結果として、高い価格設定でも消費者の満足度が高まり、「ここで買ってよかった」と思ってもらえるのです。

また、生産者に公正な価格を支払うことは、持続可能なビジネス環境を作る上で重要です。
安い価格での過度な競争は、品質の低下や環境問題を引き起こし、最終的にはビジネス自体の存続を危うくするかもしれません。

このように、「高く仕入れて、高く売る」ことは、ただ利益を追求するだけではなく、長期的な視点から見たときに、ビジネスを持続可能なものにするための賢明な選択なのです。

2.品質と消費者の満足

ビジネスでは、「安く仕入れて、高く売る」だけが答えではありません。
なぜなら、本当の価値は「品質」と「消費者の満足度」にあるからです。
適正価格で仕入れることは、結果として消費者に高品質な商品やサービスを提供することにつながります。これは、消費者にとっても、そしてビジネスにとっても重要なポイントなんです。

品質の重要性

  • 高品質な商品やサービスは、消費者の信頼と満足を得る鍵です。消費者は、より良い体験や価値を求めています。品質が高ければ、消費者はそれに見合う価格を惜しまず支払ってくれるはずです。

  • 品質に注力することで、ビジネスのブランド価値が高まります。消費者はブランドの信頼性を重視し、信頼できるブランドからの購入したくなるはずです。

消費者の満足度の向上

  • 高品質な商品を提供することで、消費者の満足度は大幅に向上します。満足した消費者はリピート購入をし、良い口コミを広めてくれます。

  • 消費者の満足度を高めることは、結果としてビジネスの収益にも良い影響を及ぼします。長期的な顧客関係の構築にもつながります。

3.地域社会への貢献

地元の生産者と密接に協力し、地域経済の活性化を図っていかなければなりません。
この地産地消のアプローチは、多くの利点を持っています。

地域経済の活性化

  • 地元の生産者から直接仕入れることで、地域経済に直接的に貢献します。これは、生産者の安定した収入の確保だけでなく、地域全体の経済活動の活性化につながります。

  • 地域経済の活性化は、雇用の創出や地域コミュニティの強化にもつながります。これにより、このビジネスは地域社会の一員としての役割を果たし、相互の信頼と支持を築き上げていきます。

環境への配慮

  • 地産地消は、輸送に伴う炭素排出を削減し、環境保護にも貢献します。これは、地球温暖化の問題に対する実践的なアプローチとなります。

  • 環境に配慮したビジネスプラクティスは、消費者からの信頼を得る上で重要です。消費者はますます、環境に優しい製品やサービスを求めています。

4.まとめ|持続可能なビジネスと未来への展望

さて、今回の記事では、「適正価格で仕入れて、適正価格で売る」ことがビジネスにとってどれほど重要かを見てきました。
これは、単なる財務的な決断以上のものです。
持続可能なビジネスモデルへの移行、地域社会への貢献、そして最終的には私たちの地球の未来への投資なのです。

ビジネスは、利益を追求するだけではなく、社会全体の健康と幸福に貢献するものでなければなりません。
適正価格での取引は、その一つの具体的な方法です。
私たちの小さな決断が、大きな未来への影響を持つことを忘れてはいけないでしょう。

私は、農業生産者になろうとしています。
と、同時にカフェオーナーも目指しています。
つまり、地域の生産者から原料を仕入れ、加工し、販売するビジネスも同時に立ち上げようとしています。

近江商人の考え方に「三方よし」という言葉があります。
つまり、売り手によし、買い手によし、世間によしということです。
まさに、「適正価格で仕入れて、適正価格で売る」という原則に通じる考え方です。

今日の記事で考えたことを大切にし、「三方よし」の視座を持って、長期的な視点で商売が続けられるようにがんばります。

今日も、最後まで読んでいただいてありがとうございました。

では、また。

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