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ECRSの原則

中小企業診断士の勉強を始めてから、色々と仕事に関係する知見が広がりました。まさに“勉強になる”ことがいっぱいです。
お気に入りの概念やキーワードなんかもあります。

その一つが、「ECRSの原則」です。
昨日、職務拡大をするために業務に余裕が出るような示唆や支援をと…と都合のいいことを書いていましたが、その方策としてこの「ECRSの原則」が使えるのではないかと思っています。

ECRS とは、改善の4原則のことで、工程、作業、動作を対象とした分析に関する改善の指針とされます。
E : Eliminate…排除 なくせないか。
C : Combine…結合 一緒にできないか。
R : Rearrange…交換・組み替え 順序を変更や組み替えはできないか。
S : Simplify…簡素化 簡素化、単純化できないか。
の順番で改善について検討するというものです。

4つに絞られていること、その4つの順番まで考慮されていること、4項目の的確さなど素晴らしい視点と発想だと思います。
「工程、作業、動作」となっていますが、業務そのものについてもこの4原則に照らすことにより仕事自体が改善できると思います。
そして、その結果、事業拡大をできるような余裕のある業務環境を創出するための一方策につなげていればな…と。

今日、さまざまな企業等において、DXをはじめとしたICTを活用した業務改善・事業運営改善に取り組まれていると思います。これらの改善に取り組むにあたっても、まずはECRSの原則に照らして改善対象を分析することが必須でしょう。

診断士となって企業の事業実施状態を診断する、示唆・支援するにあたっては、この4つの原則を使い熟せるようになりたいです。
日頃から、さまざまな状況に対してシミュレーションするのもアリかもしれません。

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