解答方法の種類
朝、通勤電車でスタディングのAI問題復習で、令和元年の企業経営理論第19問を解きました。
この問題は、「企業は利害の異なるステイクホルダーから正当性を獲得するための、ステイクホルダーとの協調戦略」について問うています。
その解答方法が、協調戦略の説明文の正誤の組み合わせを解答する…という方法が採られています。
a~eの4つの協調戦略の説明文について、
例えば、a:正 b:正 c:正 d:誤
なら、「イ」を選択する…というものです。
中小企業診断士の一次試験(選択式)の解答パターンは色々とあります。
一番多いのは、「最も適切なもの」を選択する…というものでしょうか。
これより、少し簡単なのが、正しい説明文が並ぶ中で、おかしい「最も不適切なもの」を選択するものがあります。
これらについては、「4つのうちから」だったものが、「5つのうちから」と選択肢が増えつつあり、難化している…って言われているようです。
そのほか、空欄に入る適切な用語を選択肢から選ぶ、同じような感じで複数の空欄に入る用語の組み合わせを選択肢から選ぶ…というのがあります。
そして、この第19問のように、説明文の正誤の組み合わせを選ぶものがあります。
これより少し容易なのもので、正しいものの組み合わせを選ぶものがあります(4つの説明文のうち、2組を選ぶものが多いですが、複数の組み合わせが選択肢になっているものもあります)。
僕としては、この第19問のような説明文の組み合わせを選ぶものが、一番難しいのではないかと思うんです。「明らかにこれ!」…というのを一つ選ぶのではなく、怪しそうなものの中から的確に峻別しなければならない選択肢が示されるので。
ちなみに、この第19問の説明選択肢は次のとおりです。
で、どれが正しく、どれが間違いか、なのですが、全部正しいんですね。
説明文を読んでいて、どれも協調戦略にふさわしいと思うんだけど…と思い、何度も粗探しのために読み返しました。
でもわからないので諦めて、解答群を見たところ、
ア.a:正 b:正 c:正 d:正
っていうのがあり、おぉ、全部正しいもあるんだ…と驚きつつ、正答に至りました。
本番だったら、妙にうがった目で見て、どれかを無理やり誤りにしたかもしれません。
…まぁ、「全部正しい」が用意されているので、喜んでこれを選択していたとは思いますが。
選択問題でも、色んな問い方をして基礎力を測ることができるので、やはり確たる基礎知識の徹底は必要なんだなと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?