見出し画像

【社会的処方研究所に入る理由】人見知りで口下手で病棟看護師の私には社会的処方の活動はむりかもと凹んだから

こんにちは、東京のとある病棟でパート看護師をしている花といいます。

今日は、私の性格や立場が、そもそも社会的処方の活動に向いているのか?という、根本的なことについて考えてみたら、どんどん気持ちが凹んで、結果、社会的処方研究所に入ることがベストだ!と思い至った過程を書きます。

今私は「社会的処方」を読んでいます。



社会的処方のキーワードは「地域の人々とのつながり」です。

社会的処方の活動に惹かれ、ワクワクし、コロナ渦を経たことで特に今の時代に必要なものだと感じているのです。

しかし、私は地域の人々と交流がない、というか、苦手なのです。

コミュニケーションに対する気持ちの違い

子供を通した地域の人とのつながりは苦手


産後、地域の子育て広場で見知らぬママと話すことが苦手でした。
だから、子育て広場にはほとんど行きませんでした。

子供が通う幼稚園では、母が参加できるサークル活動や、園で企画された母向けの講座がいろいろありました。
しかし、当時は下の子の育児に手いっぱいで、誰かと話すより家でのんびりしたい気持ちが強く、殆ど参加しませんでした。

子供が成長し、幼稚園の卒対委員になったときは、幼稚園の集会室でワイワイおしゃべりをしながら作業を楽しむ委員の方もいましたが、私は家でもくもくと作業するのを好みました。

つまり、知らない人と話したりみんなでワイワイする時間は、あまり楽しいと思えず、むしろちょと疲れちゃうので避けたい性格なのです。

病棟看護師としての患者さんとのコミュニケーションは仕事


病棟で看護師として働いているとき、患者さんとコミュニケーションをとるのは好きです。

それは、患者さんとの関わりが好き、というより、
コミュニケーションを通して患者さんの本当の苦痛や不安を知る」ことが好きなのです。

つまり「看護=仕事のため」の意識が強いです。

ただおかしなことに、仕事だからといって、患者さんとコミュニケーションをとるのが億劫、とはならなくて、そこそこ楽しんでコミュニケーションをとっています。

結局、患者さんとコミュニケーションをとるのが好きってことでしょ?
と言われると、まあ好きだけど、仕事じゃなければ積極的にコミュニケーションしないなあ、と思うんですよね。

すみません、ややこしい性格で。

子供を通したつながりと看護師としてのコミュニケーションにおける違いは

①見知らぬ人と話すのが苦手
②看護の場面ならコミュニケーションが好き

この2面性を、どう社会的処方の活動に生かすか。

社会的処方の活動「モバイル屋台」を読んで凹んだこと


社会的処方の活動例の中に、モバイル屋台があります。

屋台を引きながら街のなかに医療者が飛び出し、地域の人々とコーヒーを飲みながらおしゃべりをする。おしゃべりの延長で「え?医療者なの?」となり、たわいない健康相談が始まる。地域の人が「面白そう」といって屋台を引く側になる。結果様々な背景のある人が屋台をひき、そこに集まる人同士がコーヒーを飲みながらおしゃべりをすることで、情報交換がはじまる。

面白そう!と思うのですが、さて、見知らぬ人とのおしゃべりが苦手で口下手な私が、そこに入れるか?

屋台を引く側も、コーヒーを飲みに行く側も、ハードルが高い・・・・・。

看護師という着ぐるみを着ていれば、見知らぬ人とコミュニケーションをとることは苦ではないのかもしれない。
それなら、「看護師がお話しききます」と、街に出てみようか?

病院にいくまでじゃないこと。
行政に相談するほどじゃないこと。
このような、たわいない悩みを持つ方が、ちょっと教えて、ちょっと聞いて、といらっしゃるかもしれない。

しかし、看護師ではあるけれど、私には広い知識がない。
どこかのサービスを使えば改善しそう、というアドバイスもできない。
どこそこで面白い活動があるよ、というアドバイスもできない。

病棟では、病態の改善に向けた看護や、退院に向けた環境調整に必要な情報提供ができても、ひとたび街に出ると、なにもできない、知らない。

病院の役割、地域の役割があるので、それはしょうがないのだけど。

だとしたら、病棟看護師でいる限り、社会的処方の活動はむりなのか。
人見知りで口下手な私には、地域の人々とのつながりを促す活動はむりなのか。

解決の糸口は社会的処方研究所にあるかも


街に医療者が飛び出し、地域の孤立や孤独を拾い上げ、地域の人々とのつながりへ広げていく活動に、参加してみたい。

しかし、人見知りで口下手で病棟看護師の私は、社会的処方の活動に向いていないかもしれない…と凹んでいくばかり。

そんな私が一歩前に進むには、社会的処方研究所に参加してみることだと思いました。

その理由は、社会的処方研究所の3つの役割にあります。

①research・・・街に出て探しにいく
②factory・・・みんなで情報を事例検討する
③store・・・処方箋をためてリンクワーカーや地域の人につなげる

この3つのどこかに、私でも役に立てる場所が見つかるかもしれない。

そう思いました。

researchは、苦手かも…。
でも、factoryで、事例検討を看護師の目線でできるかもしれない。
storeとなる場所に参加したり、もしくは作ることができるかもしれない。

そんな光を感じて、ポチっと入会しました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?