ペットって飼い主に似るよねえ。

昔からそう思ってはいたんだよね。
だって、外で見かける犬の散歩の見知らぬ人たち、やっぱちょっと似てるもんね。
リードを持つ飼い主と、リードの先の飼い犬。

もちろん種族が違うから、まったく一緒なわけじゃないんだけど、トータルの雰囲気。
顔つきとか、そういう部分。

それを最近特に思うのは、友人宅の飼い猫。

友人宅の飼い猫は三兄妹。
黒猫兄、サビ猫姉、三毛猫妹。

全員もれなく甘えん坊で暴れん坊。
全力で甘えて全力で遊ぶ賑やかな日常を送っている。

日に日に肝っ玉母さんのようになる友人は、よく猫の写真を送ってくれる。
三兄妹だから顔は似ている。
だけど、不思議と、友人宅の猫たちは友人と顔がそっくりになっていく。

もちろん顔は猫なのよ。
友人は人だし。猫娘じゃないから全く同じじゃないんだけど、多分表情。
「こういう顔するよねー」って顔。
友人の顔つきや仕草を猫たちが吸収している感じ。

「似てる」と言うと友人も「確かに」と認めるくらい。

もちろん最初は子猫だったの。
そのときは似てなかったの。
一緒に暮らすようになって、どんどん似てくる。

そしてそれはうちの猫様にも当てはまる。

うちの猫様の写真見て、友人はもちろん、母も「似てる」と毎回言う。
ネタにしてるわけじゃなくて、本当に似てるらしい。
自分で見ても、「確かに私、こういう表情するかもしれない」って思う。
だから猫様の表情で、大体何考えてるか分かる。
自分がどういうときこういう顔するのか考えると、自ずと答えが出るってわけで。

同じ家で一緒に暮らしてると、やっぱり顔は似てくるんだねえ。
飼い主って意外と見られてるんだなあってしみじみ感じるよね。

だから、他所のおうちでもそういう現象起きてると思う。
お散歩犬が飼い主に似てるという私の理論もやっぱり間違ってない。
似るのよ。
飼い主に。
長い時間一緒に暮らすと。

だから今後、SNSに載ってるペット写真から飼い主の顔特定される時代くるかもしれない。
なんかこう、私が「雰囲気」とか「顔つき」とかざっくりした表現で表してる共通項を科学的に解析して判別できるようになれば。

そして、不思議なことに友人宅の猫は三匹もいるのに、全員友人に似ている。
友人の旦那さんも可愛がってるのに、むしろトイレ掃除とかしてるのほとんど旦那さんなのに、旦那さん要素が全然ない。

だから、猫写真を見れば家庭内の力関係すら把握出来る時代がくるかもしれない。
広がる無限の可能性。
今後も「飼い主に顔似る問題」の研究を進めたいと思う。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
次回以降もお付き合いいただけると嬉しいです。
それではー。