ショートカットの意地
ここ数年、ショートカットが好きだ。
以前は長かったんだけど、最近はある程度伸びたら我慢出来なくなって切っちゃう。
短いと形の維持のために美容室の頻度が増えるけど、日々のケアが個人的に楽。
シャンプートリートメントの減りは少なくて済むし、ドライヤーの時間も短くて済む。
ドライヤー面倒臭い民にとってこれほど素敵なメリットはないのだ。
だけどまあ、ずっと短いのも飽きるから、たまに伸ばしている。
去年の暮れあたりに美容室行くタイミング逃したのもあって、今回もそうしてた。
そして先日またショートカットに戻したんだけど。
女の人は「短くしたんだ。いいね」って言ってくれる率高いけど、男の人は結構「切っちゃったんだ」って言うよね。
この「切っちゃったんだ」、引っかかります。
面倒な女だと思われるかもしれませんが。
髪の毛なんて、切ったらしばらくそのままじゃん。
くっつけることは出来ないじゃん。
伸びるまでそれなりにかかるじゃん。
不可逆な現象なわけですよ。
なのに「切っちゃったんだ」!?
なんだそれ。
元の方が良かったってこと?
それはお前の好みの話であって、そんなことこっちは聞いてないんだよ!
ってならない?
別にこっちはアピールとかしてないわけだよ。
勝手に向こうが「自分気付いたよ」アピールで話が始まるんだよ。
それで一方的にそっちの好み知らされてもさ。
それって最早テロじゃない?
じゃあこっちだって「髪もう少し長い方が好みですね」とか「もう少し性格が良いといいですよね」とか言ってやろうかって話。
それと一緒じゃない?
もちろんしないけど。
あなたが私の好みのタイプになったから何? って話だしね。
髪の毛がお金に変わった時代ならいざ知らず、現代社会において「女の髪は長い方が良い」価値観が全世代一般的だと思わないで欲しい。
麗しい髪で雅なふるまいをしてられる時代は終わったんだよ。
髪の毛振り乱して戦ってる女の人、いっぱいいるんだよ。
最早そういう時代なんだよ。
自分の奥さんとか彼女になら自分の好みとして伝えていいけど、それがいじりだと思ってるのは勘違いだからな! って心から思う。
髪を切ってすっきりしたはずが、逆にストレスになった。
想定外。
もうこうなったらしばらく意地でもショートカットを継続する。
珍しく羽鳥、怒ってますという話。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
いつもは至って平穏なエッセイですので、出来れば次回以降もお付き合いいただけると嬉しいです。
それではー。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?