おそらく５～１０年くらい先の未来、きっと「趣味ハラ」とか「モチハラ」みたいな言葉が出現するのではないか、とふと買い物をしながら思った。
　モチハラはモチベーションハラスメントのこと。

　noteを使っている人は多趣味だったり、モチベーションにあふれている人が多いうえに、「発信」をしているので、それをしていない人よりも当然ながら社会的影響力がある。

　けれど、世の中には無趣味な人や、仕事以外に一切のモチベーションのない人（仕事ですら、人から言われたことしかやらない人も）が一定数いる。
　好奇心や問題意識を持って、人生を主体的に楽しもうとする人が、誰かと趣味を共有したり仲間を募ったりする等の目的でずっと情報発信をつづけていると、もしかしたら、価値観を押し付けるなと、「何もしない権利」や「日々を堕落して生きる権利」を主張する人も現れるかもしれない。
　そうなれば、「趣味ハラ」や「モチハラ」といったわかりやすいキャッチーな言葉を用いて、自分たちの権利を守ろうとする動きが起きてもおかしくない。

　そういう世界では、「創作や表現や学びを通して、人生をより豊かに」というテーマを掲げるわたしのような人間は、悪の権化みたいな存在なのだろうか。
　だとしても、やめるつもりはないのだけれど。