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異世界の森

そこに家があり入って行くと、ヨボヨボのクリステナおばさんが居た。
クリステナは「おぉ、こんな所にたくましい若者が…、そうじゃ、ワシの召使にでもしてやろうかのう?」と企んでいた。
カズキは「あなたは?」とクリステナに名前を聞いた。
クリステナが「ワシは、クリステナ。此処に長年住んでおってな?ワシの愛していた夫、ダディが亡くなったのじゃ」と話を始めた。
トモヒサが「おぉ」と何か驚いたような声を出して、トモヒサが「ワシじゃよ。ダディじゃよ。お前さん元気でやっとるかい?」とダディがトモヒサの身体を借りて乗り移っていた。
クリステナが「おぉ、ワシの事を覚えていてくれたのかい?ワシは、いつだってお前さんの味方じゃ」と元気そうに笑顔を見せた。
カズキが「トモヒサが…、まさか。ダディに乗り移られているなんて、目を覚ませよ」とトモヒサの身体を揺り動かした。
その内にふわんとダディの魂がトモヒサから抜けて行くのがわかった。
クリステナが「何をしとるんじゃ。お前さんはワシの旦那を嫌いになったのか?よってたかってワシの邪魔をする奴は許さん。お前達2人は出て行くがいい」と家のドアを思いっきり閉めた。
カズキが「一体何なんだ。あのおばあちゃん」とトモヒサに声を掛けると、トモヒサも「ちょっと前までの記憶が思い出せねー? 一体何があったんだ」と正気に戻っていた。
そこへ怪物が「お前ら、俺らに分からないように逃げていたんだな。今度こそ、食ってやる」と怪物の手が、カズキを捕らえようとしていたが、ちょこまかと逃げるので、トモヒサにも逃げられていた。
怪物が「くー、ちょこまかと逃げやがって。逃がさないぞ」と手が出た瞬間、火を使う黄金の剣を出して、火の舞と言う攻撃を打って出た。
怪物は「うわぁあああ。攻撃に飲み込まれる」と痛々しそうに苦しんでいた。
トモヒサも「よっ、たぁああ。氷の舞」と怪物に銀色の剣を出して一発おみまいした。
怪物が「うわぁああ」と悲鳴をあげてカチンコチンになったところで火の舞で、カズキ達は怪物を倒して行った。
そうして、世界はまた平和に保たれて行った。

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