第2話　騙されている

幸弥が「なぁ？最近、お前の家にこんなチラシ来て居なかったか？」と尋ねて来た。
幸弥のチラシには、「この商品が格安です。どうぞ見に来て下さい」と言うチラシだった。
有紀が「あ、見たことあるかも」と驚きを隠せなかった。
幸弥が「だろう？あまり、こういうのに騙されると後々面倒だよな？」と有紀にチラシを見せて話をして居た。
有紀は「私は行かないよ。ただ、どうしても気になるなら行ってもいいけどね」と幸弥に声を掛けた。
幸弥が「じゃ、行ってみるか？」と有紀と一緒に倉庫のような場所に来たが、有紀が「確か住所此処で合ってるよね？」と周りを確認した。
幸弥が「多分合っていると思う」と辺りを見回すと、2人の男達が倉庫に居て「ひっひっひ、何だ？お前達は。このチラシを見て来たのか？」と幸弥の持っている、チラシと同じ紙を出した。
幸弥が「悪いかよ？僕達は、商品を見に来たのに、此処には何も無いじゃないか」と男2人に向かって話し掛けた。
男達が「まんまと騙される方が悪いんだよ？入場料として、15,000円頂きます」と幸弥の前に手を差し出されて、幸弥がしかめっつらをしていた。