海面上昇と日本を出たわけ

私の住む 北オアフ島は 数多くのサーフスポットが存在し その海岸沿いを
7マイルミラクルと呼んでいる。
毎年恒例の パイプラインコンテストが行われる エフカイビーチから少し
東に寄ったあたりのビーチが ここ十年余りの間 大波が来ることによって 砂地が削られる侵食がひどく ビーチ沿いの家が 床を支える柱の周りの砂が
えぐられることで 倒壊しそうという話題が 大波の時期が来ると ニュースになる。サンセットビーチも ビーチが狭くなり 波が道路側まで 砂を押し上げることが 二十年前に比べると 多くなった。
それが 事実だとしても 温暖化を信じる人たちが思うような 海岸上昇が本当に起こっているのだろうか?2010年ごろ、個人でドキュメンタリー映画を作って
いる人たちがいて それは 南のある島が 水面下に沈んでいくために(水面上昇のために?) 島の住人達は 近隣の土地に 引っ越しを余儀なくされたという
ストーリーだった。当時は ゴーファンドという寄付を募るシステムが 一般で
彼らは そこで寄付を募り 金額によっては 映画のDVDや キャンペーンの
ためのTシャツなどが 送られてくる仕組みだった。
私は DVDを見てみたいと その分の寄付をして映画化になるのを待った。
上映は アメリカのあちこちで行われたようだが ハワイには来なかった。
それから 1年ぐらい 待っただろうか?
DVDが 送られてこないので サイトの連絡先にメールを送った。
すると 寄付は届いていませんという。仕方がないから DVDを購入したいというと もうコピーがないのだという。
大きなスポンサーが 着くわけでもない インディーもので 在庫を抱えるのは
リスキーだろう。が ダウンロードが それほど 資金のいるものとも思えない。ディスクに映像を コピーした人ならわかると思うが それほど難しい
作業ではない。
ゴーファンドするほど 危機に直面している 海面上昇を 島の現実を通して
伝えたかった割には 結構あっさり 断られた。ここで 多分 多くのかたが 
見逃していることを 話したい。
都市が成長すればするほど コンクリートの需要が大きくなる。
東京都心だけ見ても 一体幾つのビルが建っているだろうか?
で コンクリートの需要が増えると 砂が必要になってくる。
ある場所では 砂が堆積している山を削り コンクリートを作る場所まで
運ぶ。ある場所では 砂浜の砂を取っていく。
それが最終的には ビルの一部になっていく。
一体どれだけの人が この発掘の作業を見逃したところで あらゆる議論をしていることか?
だから 中国が チベットを侵略しなくてはいけなかったし アメリカは アフガニスタンを攻めなくてはいけなかった。それが 侵攻の全ての理由ではなくても 侵攻したことで 明らかに 地中の資源は 侵攻したものに 奪われいるのです。砂漠地帯を侵攻して何を得られると思います?
乾いた土地を 爆撃する利益は どこにあるのですか?
新しいところでは EV車の電池となる リチウム。
そうした資源を抑えた国が、企業が、更なる利益を生んでいます。
が 誰も 砂のことを気にかけるものはいない。
気にかけないから 砂の価値を知るものが 金持ちになっていく。
砂に価値を見出せないものは いつまでも人に支えている。
資源とは 基本的にはタダです。もちろん それほ発掘するため、移動するための大型機材や それを動かす燃料は、人材は必要です。
が ただのものに値段をつけて売るのですから 利益率が大きいです。

それと 砂は 移動します。
風や波で 動いていく。動くことで 引いていく波の角度に変化が起こり そうした微妙な変化が 季節による 微妙な海流の変化を もたらしている。
海が見える環境が 身近にあると それがよく見える。
夏と冬では 砂の貯まる場所が 違うんです。
ですから 夏は 私の身長ほど 掘れたビーチでも 三〜六ヶ月後には それだけの砂が そこに戻ってくる。
掘れたところだけ 映像を撮れば 確かに 侵食ということもできますが
それが 季節的に起こる場所もあるということを 知って欲しいと思います。
また水脈は 地表だけでなく地下にもあります。大地全体で 水のバランスを
取っているわけです。
地下に多くなれば 湖や海に浸み出すのではないでしょうか?
アスファルトの面積が増えれば増えるほど 地面が抱えていられる水の量は
減ることになる。
あるいは 島が沈んでいくと言って 住民を移動させ そこにある資源を
搾取するものがいるのではないですか?
沈んだ島に 誰も訪れないと思いますが そこからでも 砂を取ることは
できます。
私は 時々 東京のビル群が 砂の逆襲で崩れ去り そこが海なったら
すごいななんて 不謹慎なことを考えたりします。
誰か 都心のビルを砂の量に換算して コメント欄に書き込んでください。
一体 幾つのビーチができるのでしょう?

さて 話しは変わりまして 私が日本を出たわけですが いろいろあります。
波を追いかけていたら ハワイにたどり着いてしまったんです。
犬がうさぎを追いかけているうちに 家から遠く離れたところに来てしまい
帰り道を忘れてしまったような。まあ 犬の場合は 自分の匂いを追うことで 
来た道を戻れるのかも知れませんが 犬によっては あら ここの方がいいわね
なんて 新しい場所に居付くかも知れません。w
その何年も前に こんなことがありました。
それは 1980年代のことです。当時 私は 渋谷区東というところに 住んでいましたので 最寄りの駅は 恵比寿か渋谷でした。
その日は 東急線を利用しなくてはいけず 渋谷から乗車したのですが 降りる駅の二つぐらい手前で お尻に股間を擦り付けてくる不届きものがいたのです。
電車は お昼の ガラ空きタイムでしたが 座席は 全て埋まっていましたので
私は つり革につかまり 立っていました。
立っているのは 座っている人に比べると 断然少なかったです。
擦り付けてきた瞬間 振り向くと そこには 私と同じぐらいの ちんちくりんな男が 立っていました。その男は 目を合わせれずに視線を 逸らした瞬間
私は パンチを食らわし「何やってんの?」と怒鳴りました。
男はのけぞり 倒れそうになりましたが バランスをとり戻すと 今度は 平手て 私の頭を叩いてきました。ちょうど その直後 電車のドアがあき ドアの近くに立っていた私は 「ふざけんな、たこ!」と怒鳴りながら その男の背中をがっつり押して 電車から下ろしました。たこを こんなところに使って 
本当の たこには 申し訳なかったと思っています。
私の降りる駅は そこから二つ目でした。
車内を見回すと 全ての人が 俯いていました。誰一人 私に声をかけるものは
なく 私たちには 何も聞こえず、何も見えませんでしたよと 言った感じでした。その時 私は この国にいることが 本当に幸せなことなのか?と 
自問しました。この国というのは 大袈裟かも知れません。
たまたま そういう人たちだけが集まった電車に 乗っただけなのかも知れません。それとも 私の潜在意識が すでに 海外移住を目指しており きっかけを作るために そういう 現実を 起こしたのかも知れません。
いずれにしても なんて悲しい現実なんだと思いました。
確かに 私は きゃー助けてー!というタイプではありません。
そこで 私が いや〜んと言って 倒れるとか 転ぶとかなら 手を差し伸べる人も いたのかも知れません。
みんなが 押し黙っていたのは 私のことが 怖かったから?🤣🤣🤣 
いずれにしても 私は それで 日本を諦めたのです。
アメリカに来て それは 日本との大きな違いであることに 気づきました。
こちらの ガソリンスタンドでの出来事ですが  給油した後 車に乗り込もうとすると 目の前の塀に腰掛けていた 一人の男性が(多分 ホームレスの人)こちら
に向かって 近づいてきました。お金を恵んでくれないか?ということだったのでしょう。が、私に向かって 手を差し出した瞬間、近くにいた男性が もの
すごいスピードで 近づいてきて 間に 立ちはだかったのです。
「そして 何を考えているの?あっちに行きなよ」と 近づいてきた 男性に
離れるようにと 促しました。
間に入った 男性は 私が プロレスラーでも 空手黒帯保持者でも そうした
ことでしょう。女性が社会の弱者であるという見方よりも とっさのその人は 
危害が加えられてからでは 遅いと思い それを未然に防いでくれたのだと思います。
それは 二つの意味で 私を 守りました。
1.私が 危害を加えられなくて済む。
2.私が 危害を加えなくて済む。w
日本の痴漢たち 日本の銃の規制が厳しくて よかったねと思うのです。
これが アメリカなら 触った瞬間 脳天ぶち抜かれないとは 誰が言えるでしょう?正当防衛にもなりますしね。それに スリスリして 気持ちいいままいけたら最高でしょうか?そんなことで 命は落として欲しくないです。

全く 関係ない話を 付け足しますが 逗子に住んでいた頃 引っ越しが決まり
市役所に 住民票の手続きをしに行ったときのこと、市役所の係の人に「あなた
年金納めてませんね」と 言われました。
確かに 数回払っただけで 払うのをやめてしまったのです。
私は その人に 「将来 本当に 私が かけただけのお金が 払い戻される
保証は ありますか?」と聞きました。返事は「払うことが規則です」でした。
係の人は 自分の仕事をしていただけですので 私は 何も言わずに 笑顔で
立ち去りました。
あれから 40年。
皆さんは 妥当な年金を受け取っておられるでしょうか?
あれだけ楽しみにして 長年積み上げたお金です。
是非 納得のいく金額を受け取っていただきたい。
そんなことを思うのです。

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