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クオンタム・スパイダー 量子の蜘蛛を放て7. “俺ってシャーマン?”

少し離れた町に電動自転車で買い物に出かける。初夏の多湿な空気に少しまいりながら、なぜかここ数日、ドビュッシーの交響詩《海》のフレーズを口ずさんでいる。なんとなくカオスな山また山の風景のせいか。そのうち無意識に《牧神の午後への前奏曲》になっている。自転車で15分くらいを走る。野や山や川に牧神の気配を感じるほどの田舎だが、なんとこの数年、毎年100人弱の移住者がやって来る町なのだ。特に小学校校庭にはみっしりみりみりと元気な子供達のエネルギーが吹き上がっている。
ふとシュタイナーの2025年予言のことを想起した。シュタイナーの霊視によれば、地球は霊的には球状でなく四面体であり頂点部分が日本らしい。2025年にはその霊的頂点の日本を支配する為に世界中から大邪神や神々がやってくるという。野や山にギリシャ神話の神々が駆け巡るとするとケンタウロスが山々に出没しても不思議はない。弓形の日本列島は有史前から半島や大陸、海の潮流由来の攻撃的民族の侵攻にさらされつつ、何百年、千年をかけて血を混ぜ遺伝子を切磋琢磨して、現段階の日本人を仕上げてきたと言える。大まかに言えば、大陸から押し寄せる攻撃的支配に長けた弥生人達が縄文人達を殺戮、奴隷化しつつ、その海のような縄文の血に飲み込まれ、醇化されてきたというのが本質ではないだろうか。この100年でまたインビジブルな攻撃的支配層を移植された日本民族は、遺伝的改造まで受け入れながら、また数百年かけて血の醇化作業をこなしてゆくのだろう。絶滅収容所に入れられるか集団で強制移住でもさせられないかぎり。
神々も大邪神も仏教もAIもかたっぱしから量子化して純化するという霊的地政学的な役目が日本列島にはあるのかもしれない。教えや理論でなく、今こそ日本人はヨーガや気功、瞑想に籠もることで内気やプラーナに還り、脳内の量子発生機能を覚醒させて、真っ黒いタール状になってしまった地球の霊的血液を浄化純化させる行を国民的に身につけるべきだと思う。なーんてスーパーで買い物をすませ外に出ると、雷が鳴り驟雨が来ていた。まさかさっきの《海》が呼んだわけではないと思ったが、ひょっとしたらネプチューン=ポセイドンを召喚してしまったのか?! 俺ってシャーマン?

交響詩《海》ドビュッシー


牧神の午後への前奏曲


■画像はヤフー夏嵐画像より。
■画像はヤフー交響詩《海》画像より。
■画像はヤフー牧神の午後画像より。

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