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荒地のエンジン23. “【災害食自販機モデル】が【緊急避難所実用新案】を呼んだ”

理事長も着々と女史との会合を重ね、彼女の人脈の大企業担当者を紹介されつつあるようだ。私は突破力があるというか、新機軸で切り込む能力があるので、以前から海兵隊という名誉な例えをされていた。上陸した途端裏切られてはたまらないので、理事長に、貴方はオーケストラの指揮者だから、それぞれの楽器を最高度に活かすオーケストレーションをお願いしたいと婉曲に警告をした。これは私にも言えることで、何でもかんでも理事長のNPOをあてにしてはならないという、今後起きるであろうトラブルの前兆としてとらえた。新しいチームを、という運命からの勧告。
数年前から二三度見た夢のパターンがある。岡山駅前の噴水広場とか、どこともしれないビルの中で、数人の少し高齢のビジネスマン達と出会い意気投合するという夢で、どうやら彼らは夢設定では製鉄系の新規事業開発者なのだ。正夢ならばありがたいことで、重厚長大な業界の方々とのご縁があったらなと思っていたが、今日、以前から刑務所農業プロジェクトに参加頂いていたオールドロビン・フッドの一人、光合成促進新素材メーカー社長から突然連絡があり、急遽農水省発酵肉勉強会に参加頂けることになった。社長曰く、製鉄系企業からスポンサードされたというのだ。ついにその時期がやって来たのかもしれない。おまけに社長は、【緊急時住民避難所】となるワイヤレス植物育成ハウスシステムの実用新案を持っており、それは通常は薬用・食用野菜栽培機能を持つ“再生エネルギー自己消費型パイプハウス”なのだという。ソーラー発電シートと蓄電池を装備、10坪、50坪、100坪と伸縮可能。例えばさつまいも(救荒食)栽培や4週間で促成栽培可能な朝鮮人参など。まさに災害食供給ラインに持ってこいのモデルではないか!! さらには究極の都市農業ツールともなる。ソーラー発電蓄電型簡易栽培室付きマンションとか。農水省をコアとした蜘蛛の巣状の情報共有ネットワークが東京23区数区役所、数市役所、5県庁、2府庁、1市役所、東京中央卸売市場に張り巡らされており、それは一つの“場”としてのエネルギーを帯びつつあるのかもしれない。災害食供給、緊急避難場所、中長期疎開タウンなどの東京と地方の新しい絆は、人智を越えて集まってくる“縁”により結ばれてゆくようだ。

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