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日本一小さな町のnote #05[桜]

日本一人口の少ない町・山梨県早川町の魅力をお伝えするnote、今回もカメラマンの鹿野がお送りいたします。

今年は桜の開花が遅い…というニュースを聞いて、そうだ!桜の特集をやろう!と思いつきました。早川町を撮り始めて10年以上。振り返ると桜のある風景やスナップをたくさん撮っていました。当初予定にはなかったのですが、今回はそれらをご覧いただこうと思います。

赤沢宿・妙福寺の桜。この写真には写っていませんが、下は石畳の道で早川町屈指の撮影スポットです
「ヘルシー美里」の駐車場にて。当時僕が乗っていた車が写っていますが、東京と早川町の往復で酷使し、最後は中央道で動かなくなってしまいました…。
ひときわ奥まった“早川のマチュピチュ”茂倉(もぐら)にて。写真集『日本一小さな町の写真館』の扉ページに使った写真です
雨畑・本村集落にて
草塩集落にて


早川町は南北に38kmもの長さがあり、国道52号につながる玄関口は町の南東。そのあたりが標高も低く、最低地点で標高230mだそうです。一方、北端には日本第3位の標高(3190m)を誇る間ノ岳があり、町内で3000m近い標高差があります。マイカー規制の南端=マイカーで行ける町の北端である奈良田でも標高は800m以上あります。そのため桜の開花時期も幅があり、早川町がいかに広いかを実感します。

観光案内所のある南アルプスプラザ前に、24時間年中無休で立ち続けるおまわりさん。「ゆるキャン△」にも登場し、聖地巡礼で会いに来る方も
奥に見える三角屋根が南アルプスプラザ。今はこの手前に三角屋根の観光案内所があります
雨畑・見神(けんしん)の滝
雨畑・本村集落にて
早川北小学校近くにて

身延町に接しているあたりや、観光案内所の周辺や、町の中ほどにある保集落、西之宮集落の十二神社などは本記事公開の4/3時点で桜が開花していますが、北部や奥まった集落ではまだまだこれから。4月中旬か、ひょっとすると下旬にかかるかもしれません。開花状況は天気で変動しますので、早川町観光協会のFacebookか、電話(0556-48-8633)へ気軽にお問い合わせください。

詳しい場所は忘れましたが、早川は山に囲まれているので、こうして山影を黒バックにして桜が浮かび上がるような写真が撮れます
メインストリート・県道37号と雨畑を結ぶ県道810号にて
山肌にもぽつりぽつりと桜が
草塩橋。向こう岸が草塩集落
早川中学校・町民スポーツ広場前の桜並木
こちらは「湯島の湯」の前の桜並木。町の北側なので開花はやや遅め

というわけでこれらの多くがこれから見頃を迎えます。近隣にも身延山久遠寺や大法師公園など桜の名所がいくつかありますが、早川町の桜もよろしくお願いします。集落の中にぽつんと咲いていたり、これぞ日本の春といった光景を見ることができるはずです。

早川町の観光に関するお問い合わせは、早川町観光協会(TEL0556-48-8633)までお気軽にどうぞ。県道37号沿いの南アルプスプラザには、スタッフが常駐する総合案内所もあります(9〜17時・年末年始以外無休)。


■写真・文=鹿野貴司
1974年東京都生まれ、多摩美術大学映像コース卒業。さまざまな職業を経て、フリーランスの写真家に。広告や雑誌の撮影を手掛けるかたわら、精力的にドキュメンタリーなどの作品を発表している。公益社団法人日本写真家協会会員。

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