青ヶ島に行ってきて思ったこと

5月26日から6月1日に私と友人は青ヶ島旅行に行きました。
厳密には一泊めは八丈島なんですが。
目的はおもに取材、青ヶ島を舞台にしたストーリー漫画の構想があってそれり資料集めのためでした。
とはいえ、漫画家のもったいない精神からそれとは別に旅行記も描こうと行く前から思っていました。
それで旅行記を描いてkindleで販売しました。
それでこれから描く話に絡んできますので冒頭部分を転載いたします。
漫画はTwitter(現X)にも載せてるんで「もう読んだよ!」という方は目次の「ここから雑文」に飛んでください。


なんとなく石垣島くらいの都会度と思っていた…


ここから雑文

めっちゃ思わせぶりに引きましたが、このあとぶっちゃけ島に閉じ込められます。
青ヶ島は本当に天候ガチャの島で、旅行客の日程も島民の生活も、すさまじく天候に左右されるのだと私はこの旅行で思い知りました。
たとえば船が欠航になれば物流もストップします。
船が欠航になるような海は漁師も海に出られないし、人が来ないと宿もお休みということになったりします。
なので青ヶ島ではテレビでライブカメラが観られるようになっており、その日の天気が逐一わかるようになっております。

ちなみに左上の真っ白な画面がヘリポートです

私たちも待機中の宿で「霧晴れろ…晴れろ…!」と祈るようにこの画面を見つめていました。
ときおりふわ~っヘリポートの霧が晴れて「いけるかも!」と思った数秒後にまた真っ白になって「即堕ち2コマかよ!」とツッこんだりしていました。
青ヶ島は東京都なのでいちおうすべてのチャンネルは観られますが、一番流していたのがこの画面でした。
一応、私も自分なりに青ヶ島のことは下調べしていました。
なので梅雨時にヘリの欠航が多いとは知っていました。だから梅雨に入る前の5月に旅程を定めたわけですが、予想外の台風が発生したことでいろいろ翻弄されました。
とはいえ「フッ…おもしれー島…」って感じで私たちは楽しんでもいました。私などは漫画の冒頭に描いたとおり仕事が激減してたんで…。
同行の友人もいちおうスケジュールに余裕は持たせていたものの、予想外の延泊にスケジュールが乱され、4か月経ったいまだに逼迫したスケジュールだそうです。

で、まあ、そんな感じなので「青ヶ島に行きたいけど厳しい~!」という方は多いと思います。
なので私なりに、できるだけリスク少なく青ヶ島へ行く方法を考えてみました。
最初の難関であるヘリの予約ですが、ヘリに乗る日を土日に定めれば席をとりやすいかもしれません。
じつは私がヘリをとれたのも土曜日だったのです。
行ってみてわかったのですが、ヘリを利用する人は思った以上に島民や仕事関係の人が多い。私が乗った日は、旅行客と思われるのは私たちだけでした。
土日祝日というのは、青ヶ島で仕事で来る人が少ないのでヘリがとりやすいかもしれない…あくまで私の見解ですけど。

天候が一番安定しているのは9月、11月

とにかく青ヶ島は梅雨時はヘリの欠航、冬場は時化で船の欠航率が異様に高く、青ヶ島でもらったパンフレットの青ヶ島一年のなかに

定期便連日欠航というのが決まり事のように記されてるのにブハッ!となりました。それぐらい冬場はやばい。
とはいえ「あおがしま丸就航率◎」と記された8月でも、今年は上旬に二週間も欠航したので油断はできないんですけど。
そんなわけで比較的天候の安定した時期を狙うのは有効だと思います。
ただその時期は旅行客も増えるので宿の確保は早めにしたほうがいいと思います。

じゃじゃ馬のように御しがたい島ですが、青ヶ島はいいところです。

島の先端、ジョウマン共同牧場への道


牛さん


牛さんのいる場所がここ!


逆側から見るとここ!牛さん落ちないのか…?

とまあ、次々ありえない風景と出会える場所です。
私は本当に近いうちまた行きたい!
ジョウマン共同牧場のあたりは遮るものが何もなく屈指の星空スポットだそうです。
私たちが行ったとき全日曇りで、一番マシだった一日めの夜に宿の窓から少し星を見ただけでした。
とはいえ「こんなに曇っててこんなに星が見えるってすげ~!晴れてるときはどんなん?!」とびびるくらいには眼福でした。

そんな感じに旅行記におさまりきれなかった部分をここにまとめました。
青ヶ島旅行記「ハードモード離島青ヶ島に行ってきた!」はkindleのみで販売しております。読み放題でも読めますのでお気軽にどうぞ!


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