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物を買わずに豊かに生きる7

大量消費マインドだった自分を少しずつ変えていく。ここ数週間での自分の変化に驚いている。電気料金が高くなってきている現在において、私の「貨幣を使わずに豊かに生きる」という行動改革は益々意義深いものとなってきた。システムに依存しているというものの代表的なひとつにこの「電気」というものもあると思い知った。

つい数ヶ月前、我が家に大容量のポータブル電源とソーラーパネルが来た。当時、私はウクライナ戦争やエリザベス女王の逝去、記録的な円安、食料品の値上げなどを目の当たりにして世界が大きなうねり声を上げて古い体制が壊れて、混沌とし、時代が変わっていくのだろうと予感していた。奇しくも占星術界隈では、魚座の時代から水瓶座の時代へと変わっていく転換期ということも言われており、危機感を緊急性を持って感じていた。

そんな流れもあって、水、食料品の備蓄とともに、ポータブル電源とポータブルソーラーパネルの導入を決めた。

今回、初めてポータブル電源で我が家のリビングの電源タップを繋げてみたのだが、テレビ等の待機電力の多さや、電気カーペットの消費電力の高さなどを思い知った。一晩でポータブル電源の電気を使い果たしてしまったのには驚いた。

夜は2部屋でエアコンの暖房も使い、電気を大量に消費していた我が家では、最近は一部屋に家族全員で集まってエアコン1台の暖房で寝るように変革した。待機電力を減らすため電源タップごとオフにしたりしている。お風呂も連続して入るようにして、電気カーペットは弱めで面積の半分の使用に切り替えた。

電力会社のホームページで我が家の電気使用量をチェックしたら、一気に減っていた。いかに無駄な電気を使っていたのか恐ろしくなる。

お金に関しても夫婦で話し合い、完全な現金主義へと回帰した我が家では正念場を迎えようとしている。貨幣を使わずに豊かに生きたいのだが、今まで消費によってしか発散をしてこなかったため、単純にストレスが溜まっているようである。貨幣を使わないで幸せに生きるのが大命題としてあるのだが、まだまだその楽しみ方のレパートリーが少なすぎる。

冒頭の写真は我が家に掲げられた家訓である。買うことによって満足するのではなく、創り出すことによって幸せになる。それには全方位の教養が必要なのだ。百姓というのが百のスキルを形容していたように、オールマイティーなスキルが求められている。

貨幣を使わずに豊かにいきるには新時代の百姓にならなければいけない。

手始めに電力問題に取り組んでいる我が家では、今度の休日にポータブルソーラーパネルを妻と活用してポータブル電源との接続方法などを学習して、晴れた日は発電してポータブル電源を充電して、家の電気の一部をこのシステムで賄おうと試みることにしている。

お金を使わずに日ごろの鬱憤を発散させるのには何が出来るだろう?

妻は今までは衣服の購入や美容院で気分を変えていたようで、それをすぐに変えてもらおうとは思っていない。決められた範囲の貨幣で発散するのには全く制限は設けたくない。

妻は妻自身でこの問いに向き合ってもらって、自分で見つけていって欲しい。人に強要された娯楽ほど嫌なものはないと思うからだ。

私自身に関して言えば、今までに購入している未読本と向き合うだけで当分は問題なく生きられそうだ。また安価なサブスクリプションで聴き放題の音楽もまた大きな娯楽となっている。

家族が同じ部屋で寝るようになって私は早く寝るようになった。妻に任せきりだったことも少しずつ出来るようになっていきたい。水筒は少しずつ自分で作れるようになってきたし、昼ごはんも自分で何とか出来るようになってきた。仕事の日にほとんど貨幣を使わずに豊かに生きられるようになってきたのだ。

私の貨幣を使わずに豊かに生きるための試みは小さな変革を積み重ねることによって、かなり大きく変わってきた。占星術界隈では水瓶座新月を迎えたようで変革のスタートには最適な時期のようだ。我が家の変革も益々スピードアップしていきたい。

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