見出し画像

徒然日記2021.5.03

ホテルに隣接する公園へ向かおうとすると、コロナ禍で行き場をなくした群衆が押し寄せていた。私は、風邪気味であったこともあるし、家族にコロナのリスクを取らせまいと、お土産を買ってから、すぐに帰路に立った。昼過ぎに帰宅して、ほとんど寝ていた。夜も子どもの寝かしつけのまま寝てしまった。

夢を見た。祖父の家にいる夢だった。実家に帰ったときにホームシアターを体感して、私のホームシアター熱が再燃しようとしていた。祖父宅は両親の知人に貸しているが、それを改造して私のホームシアター部屋をつくるような夢をみた。夢の世界から帰ってきて、それも良いかなとも思ったけれど、私にはAppleTVとAirPodsMaxで十分だ。考えを改めた。

実家で友人のお勧めするウォン・カーウァイ監督の「天使の涙」を鑑賞した。同監督の「恋する惑星」を気に入った私にお勧めされたこの映画もまた、失恋がテーマとなっていた。ミッシェル・リーの妖艶さに持って行かれた。金城武は相変わらず初々しい。無邪気な青年を好演していた。失恋から新たな恋がはじまるまでの心の動き、ウォン・カーウァイ監督は見事にこの二作で表されていた。

実家での母の介護を思い返す。母にプリンやヨーグルトを食べさせる。私が母にしてもらったであろうことを、母にしている。不思議な感覚だった。私も母にこうのような無私の愛で育てられたのであろう。母はまだ生きている。仕事を調整し尽くして、5月は仕事をしっかりと取り組まねばならない。母との別れの儀は、自分の中でしっかりと出来た思いだ。

子どもたちの生きるエネルギーに圧倒される。立ち上がってくる生命の息吹に感嘆する。子どもたちと相撲を取る。私は怪我をしないように気をつけながら投げる、投げる、投げる。それでも何度でも立ち上がってくる。それを楽しむかのように、立ち上がってくる。娘も息子も、生きる気力に満ちあふれている。私は幾分かそのパワーを分けてもらって、今日という日を楽しく過ごした。この立ち上がってくる息吹を忘れていた。私にもまた、このような息吹があるのだ。子どもと共にいることで、この息吹に触れることができる。なんという尊い恩恵であろうか。

子どもと共に残り僅かなGWをしっかりと過ごしたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?