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脳とセルフイメージ

『紫色の毛がふさふさしている羊を想像しないでください』
と言われてるとわたしたちは想像してイメージします。

脳は否定形がわからないといわれているので、子供のしつけやセルフイメージを高めるためには否定形ではなくて肯定的な表現にするといいといわれます。

わたしたちの脳は「現実」と「イメージ」の区別がつかないといわれます。

いま実際に起きていることなのか、イメージなのかを区別することなく、脳は情報を処理するのです。

わたしたちのセルフイメージは、何度も何度も繰り返し見たり聞いたりしたことでつくられていきます。
このように意図的にセルフイメージを向上させることができるのです。

他にも人は何かの肩書や役割をもつと、そのように考え動こうとします。
1971年に実際にあったアメリカのスタンフォード大学心理学部で、監獄実験を題材にしたドイツ映画『es』があります。

実験の内容は、模擬刑務所で、看守と囚人に分かれて演じるというものです。
実験期間は2週間の予定だったのだが、わずか7日間続行が危険となり、実験中止になった内容です。

その理由は、初めはそれぞれの役を演じるだけの簡単なアルバイトと誰もが考えていたのですが、実験が進むうち「看守役」の攻撃的な振る舞いはどんどんエスカレートしていきます。
それに対し「囚人役」は卑屈に服従するのみで、まったく抗議すらもできない状況になり、模擬刑務所内は単なる実験の枠組みを越えて、もはや誰にも制御不能の状態となってしまいました。

ゾンビ映画やホラー映画よりも、一番恐ろしいのは人間かもしれないと感じる映画です。

セルフイメージも、自分が普段から繰り返し使う言葉と、自分を取り巻く環境によってかなり変わります。

今日も、一緒に頑張ってる仲間と仕事です。

ありがとうございます。

早坂亜希子




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