🔷知られざる銀食器の歴史🌈
今はもう当たり前にある銀食器。
洗練された美しさの中に気品や豪ジャス感も醸しだす食器界の王女的役割な銀食器。
その始まりには、私たちが知らないある歴史が隠されていました。
銀食器は、1870年から1920年にヨーロッパの上流階級を中心に流行し使われるようになりました。
銀そのものの歴史はもっと古く、紀元前より前から何千年もの間、世界中の文明によって抗菌剤として使われていたんです。
ですので銀の歴史は古代ギリシャまで遡ります。
古代ギリシャでは水を保管するのに銀製の器で保存していたようです。
さらには古代エジプトの書物にも銀が使われていたともされ、銀製品は疫病から守った食器とも言われています。
現代でもやはり殺菌効果があるという結果が出ていますし、やっぱり頭がいいですよね、昔の人って。
では、なぜまた中世ヨーロッパの上流階級で流行したのでしょうか?
ここには少し怖い歴史が隠されていたんです……
その背景には当時、ヒ素を料理に忍ばせ王貴族を毒殺するという裏社会の怖い歴史により、銀食器が流行りだしていたのです。
その対策として、料理を盛り付けた際に銀食器が黒変することでヒ素の混入を検知していました。
王貴族を護る為の知恵として銀食器を使い出したんです。
ちなみにですが、その時代の毒味係はソムリエの仕事だったそうです
ワインを見抜くだけでなく、毒も見抜かないといけないなんて、中々命懸けの重役だったんですね。
そうやって銀食器のおかげでヒ素を発見しやすくなり、裏社会でもヒ素による毒殺が衰退していきます。
安全になった後からも、その見た目も美しい銀食器が上流階級のステータスとして流行し、中世ヨーロッパの文化に欠かせない存在となって行ったんですね。
ただ、傷がつきやすい為に、維持をする手間や少しずつ食事の時間が早くなって行く文化などにより、
上層階級の間でも非常に特別な行事のみでの使用に変わり、ゆっくりと衰退していったみたいです。
今考えてみても、全て手作業で洗って、その後には一つ一つ丁寧に拭き取らないといけないのでやってられないですよね、おつきの方も。
そんな歴史と共に銀食器は生まれ、今も尚愛され続けているんですね。
長文を読んでいただき、ありがとうございました。
皆さんも、家で使われてみてはいかがでしょうか?✨
だって、もしかするとあなたの奥さんが毎日、味噌汁に少しずつ毒を……(*⁰▿⁰*)☠️☠️
いや、それは冗談として、
毎日の料理を華やかにする為にも家で使ってみるのもたまにはいいですね✨😊
最後まで読んでいただきありがとうございました🌈
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