見出し画像

テクノロジーは祈りをサポートできるか

奥出先生と瓜生先生の共著。
主題は、、、

「テクノロジーは祈りや瞑想をサポートできるか」

仏壇の形は変わりゆく。メディアを組み合わせ、大きさを変え新しいスタイルに順応する。そんな仏壇"ThanatoFenestra"を奥出先生と瓜生先生が追う。

日本人は、死者の魂をこの世と切り離すことなく、身近に置こうとしてきた。仏壇という形にして。

DNAを保存したり、親族を亡くされた方のコミュニティを作るサービスはあった。だが、先生らが注目した仏壇"ThanatoFenestra"の目的は、祈りと瞑想とをサポートすることにある。

マクルーハンは、

「すべてのメディアは身体の延長」
「力を増幅するための武器」

と語った。

奥出先生らは、日本人の伝統的死生観と変わりゆく仏壇の形を追い、武器ではないメディアの形を描く。

力の象徴、太陽のメディアでなく、内省の象徴、月のメディア。
武器の目でない、祈りの目。

人を霊的に覚醒させる第三の目は、内省のメディアにより自身と距離を取ることで生じる。自分と距離を取ることは、他者と近づくことだ。

既に起こった未来は小さく目立たない。微かな兆候を捉え、新たな時代の端緒を開く野心作だ。

ThanatoFenestra: Photographic Family Altar Supporting a Ritual to Pray for the Deceased

https://daisuke.uriu.jp/wp-content/uploads/2021/01/Demo-112-Uriu.pdf

上が本論のタイトルとリンクです


この記事が参加している募集

仕事のコツ

with 日本経済新聞

サポートありがとうございます!とっても嬉しいです(^▽^)/