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『愛するということ』E.フロム より

愛は安らぎの場にあるのではなく、挑戦の場にあるのだ。というのも、愛は関係性のなかに存在するのだから。調和や軋轢、喜びや悲しみは、あくまで愛の副産物にすぎない。

ほぼすべての「衝突」と呼ばれるものは、真の衝突を避けようとする隠れ蓑にすぎない。真の衝突は問題解決のためにされるのではなく、存在の深淵に気づかせるものだ。真の衝突は、破壊的ではない。

『神とともにあらん』

近代、その祈りは世俗な成功を祈ることを意味するようになり、神とともに愛することを意味しなくなった。

まるで神がユニバース株式会社の名誉会長をさせられているようではないか。人は彼がいることを知っているけれど、彼の姿を見ることはない。

個人主義的な平穏ではなく、関係性を構築すればいい。愛する仕事に挑むのであれば、人は神の指揮する姿を見るだろう。

愛は挑戦の場にあり、神はそこにいる。

Fromm, E. (2000). The art of loving: The centennial edition. A&C Black. 第三章のラストより。

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お読みいただきまして誠にありがとうございましたm(_ _)m
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