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アリストテレスが述べる平等な社会とは?

奥出直人先生よりお教えいただいたアリストテレスの解説書"How to flourish" を元に書かせて頂きました。

平等とは、中庸のことだとアリストテレスは述べる。

「モノの平等、平均値を求めるには公式を使えばよい」

「ならば、人の平等はどうか」
「全員が同じモノと価値観を持ったとしても、平等ではない」

「たとえば、アスリートと一般人の食べ物は違う」
「プロフェッショナルは過剰も不足も避け、中庸を選ぶ」

「中庸を選ぶゆえ、プロフェッショナルはプロフェッショナルなのだ」
「中庸を見つめ、中庸へ向かう」

「徳とは自然なものだ」
「芸術より秀で好まれる」

「徳とは、中庸である」

「徳は感情と行動とを伴う」
「そこには過剰も不足も、中庸もある」

「恐れも自信も、」
「食欲も怒りも、」
「哀れみも、、」
「喜びも悲しみもある」

「過剰も不足も褒められはしない」

「どんな感情であれ、」

「正しいとき、」
「正しいものへ、」
「正しい人に、」
「正しい目標へ、」
「正しい方法で用いられるのなら、」

「至高である」
「中庸である」

「行動も同様、」
「過ぎて不足する時、我らは誤った道におり非難される」
「中庸を打つとき、我らは正しい道におり称賛される」

「芸術を凌ぐ正確を要す」
「非難も称賛も徳への道しるべとなる」

「徳とは中庸である」
「中庸を打てば徳なのだ」

平等な社会とは、量的な平等ではなく、中庸を選ぶ知性を得ることだという。それは身体性を伴った知性。我らは大きな勘違いをしていた。

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