「自分の意見を言う」ことは簡単なようで、難しかったりします。

自分の意見を言いたいときでも、場合によっては言い出せないときありますよね。

プレゼンのような緊迫した場面や、大勢を目の前にした場面では、なかなかに言葉を発しにくいことがあると思います。

慣れた環境で少人数の中でなら意見を言いやすいでしょうか。

環境や状況によって、そのハードルは高さを変えていきます。


でも中には例外もあります。

いくら慣れた環境で少人数の話し合いの場でも、他の意見に賛同する人が多いときはどうでしょうか。

どんなに正当性があるとしても「いや、しかしですね。」と反対意見を強く押し出せないですよね。

まるで反対意見を「言ってはいけない」オーラが、その場全体を包んでいるような感覚です。


この見えないオーラには正体はがあります。


沈黙のスパイラル】です。


沈黙のスパイラル

過半数ではないことを認識しているときに、意見を公に開示しないことを人々に示す傾向


簡単にすると『多数派の意見が多くなると、少数派は意見を出しにくくなる』ということになります。

例えば6人で旅行に行く計画を立てているとしましょう。

3人は沖縄、2人は北海道、1人はどこでもいい。
沖縄を希望する声が優勢になり、北海道派は希望を言いにくくなります。

北海道派が静かになることで沖縄派の勢いが増し、どこでもいい1人も同調を始める。多数派はより多数派になるということです。


ここの場面では「いや、やっぱり北海道にしようよ。」とは言い出しにくいですよね。空気読めない人だと思うわれそうですからね。


多数派の声が大きくなると少数派は声を上げにくくなる「沈黙のスパイラル」が発生し、少数派の意見が周りに届かなくなるのです。


そしてもう一つ、多数派の意見に対して『同調効果』が働いているともいえます

同調効果

自分の考えや意見を周囲に合わせたり、同じような行動をとろうとする


どこでもいいい人は「北海道と沖縄どっちでも良いんだけど、沖縄にする流れだから」と空気を読んで周囲と同じような意見をとろうとします。

少数派の意見が届かなくなることで、同調効果が高まっていきます。



この「沈黙のスパイラル」と「同調効果」を意識してみると、何かを決めるときに、「ただ周囲に流されているだけの人」「本当は反対意見のある人が」が存在している可能性が高いということになります。

「言いたいことが言えない人」「流されている人」がいないか確認するためにも、意見が一致しているときほど、あえて反対の意見を言ってみてはいかがでしょう。

これはその場を乱したわけではありません。本当は自分の意見を言えなくて我慢している人がいるのかを確認するためです。

選択したものがほんとうに正解なのか見極めるためです。

正解ならば、反対意見を否定し納得のいく説明を付け加えてくれるはずです。

皆が決めた正解とわかれば確認は十分ですからね。

反対の意見を常に出せる人は、ちょっと面倒に思われるかもしれませんが、決定するときのキーマンには成り得ると思います。



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