HIRAKUコンサルタンシーサービシズ by 梯 慶太

音楽とスキーを愛する経営人事コンサルタント、梯(かけはし)慶太が代表を務めるHIRAK…

HIRAKUコンサルタンシーサービシズ by 梯 慶太

音楽とスキーを愛する経営人事コンサルタント、梯(かけはし)慶太が代表を務めるHIRAKUコンサルタンシーサービシズのnoteです。代表の梯慶太の視点でキュレートしたHR関連の記事やエッセイを不定期に投稿します。

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HIRAKUコンサルタンシー・サービシズのご紹介

HIRAKUコンサルタンシー・サービシズ代表の梯(かけはし)慶太です。 珍しい名前だと言われることが多いですが、統計的には全国に2,500人、全国順位4,468位で、福岡県、大阪府、徳島県、東京都、宮崎県にそれぞれ約200人以上の方がいるそうです。 私の先祖のルーツは福岡県八女市ですが、私自身は生まれは父の仕事の関係で東京都大田区馬込、三歳の時に両親が生まれた兵庫県神戸市に戻り、それから大学卒業まで神戸で育ちました。恥ずかしながらまだ八女市に行ったことが無いのが残念です。

    • ビジネス関連のブックレビュー

      通常ブックレビューは主に私のプライベートnoteであるKeith Kakehashi名義に掲載していますが、昨年11月以降に掲載しました次の八冊のレビューはHIRAKUコンサルタンシーサービシズの業務にも関連しますのでここにリンクを再掲しました。是非ご覧ください。 ブックレビュー『スーザン・ソンタグ 「脆さ」にあらがう思想』(オリジナルは2023年11月18日) ブックレビュー「Web3とメタバースは人間を自由にするか」(オリジナルは2023年12月6日) ブックレビュ

      • ブックレビュー「影響力の法則-現代組織を生き抜くバイブル」

        (通常ブックレビューは私のプライベートnoteであるKeith Kakehashi名義に掲載していますが、本レビューはHIRAKUコンサルタンシーサービシズの業務にも関連しますので重複して掲載しました。) 冒頭の写真が色あせているため、古書の紹介かと思われた方もいるだろうが、本書の日本での初版は2007年と15年ほど前に出版されている。 ちょうどその頃から、どこのMBAも人材開発会社も言い始めたのが影響力(”Influencing”)。組織がフラット化し、専門化が分化し、

        • ブックレビュー「スタンフォードの心理学授業 ハートフルネス」

          (通常ブックレビューは私のプライベートnoteであるKeith Kakehashi名義に掲載していますが、本レビューはHIRAKUコンサルタンシーサービシズの業務にも関連しますので重複して掲載しました。) 今年の10月14日に開催された第一回フォーラム’南総学舎’でお会いしたのがこの本の著者のスティーヴン・マーフィ重松氏だ。 フォーラム二日目には彼の「ハートフルネスと新しい生き方」というランドテーブルディスカッションがあり、彼の導きの下、彼の提唱するハートフルネスを実感す

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        • HR Insights by HIRAKU
          44本

        記事

          ブックレビュー「目的への抵抗」

          (通常ブックレビューは私のプライベートnoteであるKeith Kakehashi名義に掲載していますが、本レビューはHIRAKUコンサルタンシーサービシズの業務にも関連しますので重複して掲載しました。) 前回の「暇と退屈の倫理学」に続いて今回は國分功一郎による「目的への抵抗」である。 本書はコロナ禍の2020年10月にオンラインで開催された「東大TV-高校生と大学生のための金曜特別講座」と、2022年8月に著者が自主的に開催した特別授業である「不要不急と民主主義」が出発

          ブックレビュー「暇と退屈の倫理学」~プロジェクトXと慶應高校

          (通常ブックレビューは私のプライベートnoteであるKeith Kakehashi名義に掲載していますが、本レビューはHIRAKUコンサルタンシーサービシズの業務にも関連しますので重複して掲載しました。) 元々本書を手にとったのは今年の3月に亡くなった坂本龍一を追悼し、日経ビジネスオンラインが2013年2月に掲載した坂本龍一と本書の著者である哲学者・國分功一郎の対談を再掲載したのがキッカケだった。 本書のまえがきに面白いエピソードがある。パリに留学中だった著者が一時帰国の

          ブックレビュー「暇と退屈の倫理学」~プロジェクトXと慶應高校

          ブックレビュー「キリンを作った男 マーケッティングの天才・前田仁の生涯」

          (通常ブックレビューは私のプライベートnoteであるKeith Kakehashi名義に掲載していますが、本レビューはHIRAKUコンサルタンシーサービシズの業務にも関連しますので重複して掲載しました。) 私が新卒で入社したメーカーは、住友の名前は冠されていないものの住友財閥の一員で、街中から外れた社員寮にはアサヒビールの自販機しか無くビールの選択肢はアサヒビールしか無かった。信じられないかもしれないが当時のアサヒビールの味はその後のスーパードライでの隆盛が嘘のように本当に

          ブックレビュー「キリンを作った男 マーケッティングの天才・前田仁の生涯」

          ブックレビュー「理系思考 エンジニアだからできること」

          (通常ブックレビューは私のプライベートnoteであるKeith Kakehashi名義に掲載していますが、本レビューはHIRAKUコンサルタンシーサービシズの業務にも関連しますので重複して掲載しました。) まだ製造業の会社に勤めていた頃に、「なぜ新入社員の8割が理系出身者なのに、役員クラスにまで昇進する人はその内の1割にも満たないのだろうか」という事象を検証し、どうすれば理系社員を経営リーダーとして育成できるのかという課題とソリューションを提案したことがある。 社長(文系

          ブックレビュー「理系思考 エンジニアだからできること」

          2023年3月15日日経ビジネススクール「まだ間に合う!グローバル人材のプール(パイプライン)を構築する方法とは?~戦略的グローバルリーダー人材パイプラインの育成~」をテーマに登壇

          2023年3月15日に日経ビジネススクールで「まだ間に合う!グローバル人材のプール(パイプライン)を構築する方法とは?~戦略的グローバルリーダー人材パイプラインの育成~」をテーマに講演いたします。お申込みはこちらのリンクから。 今回は昨年大手企業の人事のお手伝いをする中で得た学びをベースに、HRBPとして事業戦略と連動した人材戦略を立案実行する際に必要な4つのチェックポイントをご説明、また今HRBPが動的な人材ポートフォリオ構築で具体的にどのような試練に直面しているかといっ

          2023年3月15日日経ビジネススクール「まだ間に合う!グローバル人材のプール(パイプライン)を構築する方法とは?~戦略的グローバルリーダー人材パイプラインの育成~」をテーマに登壇

          2023年注目のHRキーワード:「HRの”新しい景色”を見るために」

          昨年に続き、日本最大級の人事ポータルであるHR Proの【2022年人事4大トピック&2023年HR予測キーワード】でHR有識者の一名として代表の梯 慶太が2023年HRキーワード「HRの“新しい景色”を見るために」を寄稿しました。 4つのキーワードとして「ポスト人的資本開示」、「知と経験のダイバーシティとインクルーシブリーダーシップ」、「アルムナイネットワーク(卒業者人脈)」、「日本版Quiet Quitting(静かな退職)」について解説しました。 詳細はこちらのリン

          2023年注目のHRキーワード:「HRの”新しい景色”を見るために」

          Self-authorshipについて

          #DIAMONDハーバードビジネスレビュー MckinseyによるHR近未来予想。もちろん足元の変化は少しずつ起こる訳だし、日本は時間軸として10年遅れる可能性が高いが、こういう視点は念頭に置いておきたい。 特に「Career Pathでは無くCareerのSelf-authorshipを重視する」という視点が自分には新鮮だった。少し調べて見ると、この概念は”Immunity to Change”の作者であるRobert Keganが主張し始めたらしい。Wikipedia

          XXハラと決めつけることの弊害

          私個人のFacebookでもHIRAKUコンサルタンシーサービシズのFacebookでも紹介したのでそちらをご覧になった方にとっては重複することになるが、パワハラという言葉の生みの親とされる岡田康子さんのコメントが最近私が手掛けた海外での労務案件での学びとぴったり合うものだったので再度ここにご紹介したい。 最近手掛けた案件は、海外拠点の日本人マネジャーがあるローカル社員の不満に対して「これはXXハラだ」と枠をはめたことがキッカケで、国際部門・人事部門から第三者である私に対し

          エグゼクティブ・コーチングの実践手法を学ぶ

          以前ブックレビュー「一兆ドルコーチ シリコンバレーのレジェンド ビル・キャンベルの成功の教え」で、ビル・キャンベルがコーチとして、第一にマネジメントスキルの実践、第二に一緒に働く人たちとの信頼関係の創造、第三にチームの構築の仕方、最後に職場への愛を持ち込む方法の四つを提供した、と紹介した。特にビジネスでは敬遠されがちな最後の「職場への愛」はビルならではの持ち味だったのだと思う。 ビルが提供した四つのコーチングは一流のコーチだった彼ならではのスポーツ界、ビジネス界での経験に基

          エグゼクティブ・コーチングの実践手法を学ぶ

          最近の相談事項トレンド

          最近私にご相談のあるクライアントからの課題のトレンドについてコメントします。 複数企業からご相談があったのが、①人的資本開示、②非財務情報の役員報酬反映、③社内HRBPの育成の三つです。 ①は人材版伊藤レポートとISO30414の影響、②はESG/非財務情報開示とそれに伴う社外取締役からの要請、③はHRBPブームが外資系企業からやっと日系企業に波及してきたものの既存社内人材のリスキル・リカレントが課題であることが背景かと思います。 人的資本開示については既にnoteでコ

          リーダーやHRが示すべきAuthenticityとは

          今朝のSHRM(米国人材マネジメント協会)のDaily Newsletterを見ていると「職場のAuthenticityが上がればRetentionとProductivityが向上する(”More Authentic Workplaces Lead to Better Retention, Productivity”)という記事が掲載されていた。 このAuthentic/Authenticityという単語は英和辞書を引いてもなかなかわかりにくい英語の一つなので、少し調べてみ

          リーダーやHRが示すべきAuthenticityとは

          人的資本情報の開示で大切なこと

          #DIAMONDハーバードビジネスレビュー 最近どの日本企業も人的資本に関する情報開示についての取り組みに頭を悩ませているらしく、人材版伊藤レポートの作成に関わった関係から、本件関連事項についての問い合わせが多い。 いつも申し上げているのは、官僚的に単に横並びで入手しやすいデータを開示するだけでは投資家は人事戦略が企業価値向上に貢献しているとは見てくれない、ということ。大切なのは事業戦略に紐づいた人材戦略ストーリーの進展を納得させることができる自社独自のKPIを創造するこ

          人的資本情報の開示で大切なこと