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お金とは何か?(サグラダ・ファミリア聖堂と交差点と)

お金って、なんだろう?
というのは、折に触れて考えている。
でも、やっぱり、じぶんなりに考えてみても
よくわからないと言えばよくわからないなあ。

お金によって、
いろいろなものを購入することができる。
食べ物であったり、日用品であったり、かつ、
趣味のもの、嗜好品、電化製品、交通費、交際費、
水道・ガス・電気などの生活インフラの使用料金、
などなどなどなどなど。
それらのお金は、基本的には
仕事の対価である給料や収入によって得られる。
「働かざる者食うべからず」ということばもあるけれど、
でも、しかし、社会では
病気や障害等によって働くことができない人もいる。
その場合、社会保障によって公的扶助等の交付が行われる。
なんにしろ、お金が無ければ
生きてゆくことはできない。

でも、お金があったとしても
その「貨幣」だけでは意味はない。
つまり、「貨幣そのもの」は
食べることができないんだし、
何かの用途として使うことができる物でもないから。
だからこそ、「貨幣」と「品物」や「サービス」とを
交換することによって、
はじめて価値が生まれる、と考えられる。

このうえのところでね、お金は
基本的には給料や収入によって、もしくは
公的扶助等の交付によって得られると書いたけれども、
ここで「基本的には」と記したのは、
そうじゃあない方法もありうると思うから。
たとえば、強盗や詐欺という行為によって
金銭を得ることも可能と言えば可能なのだし、
はたまた、このごろの
政治の問題でも取り上げられている、
裏金というお金も存在するやもしらないし。

お金、とくに貨幣(現金)の中には
じぶんの名前を記す箇所が存在しないから、
たとえ、盗んだお金だとしても
じぶん自身のお金のように使うことはできる。
「クレジットカード」などのお金の場合には、
もうすこし考え方が変わるとも思うけれども。
でも、なんとゆうか、
「お金」はとっても大事なのだとしても、
「お金」という物があるからこそ、
悪いことも行われる場面もあるだろうし、
この社会において「お金」というシステムは、
完璧ではないんだろうなあ、とも思うけれども、
かと言って、それに変わるとするならば
どうするか? ってゆうのはぼくはわからない。

みたいなことはね、ずっと考えているですが。
このことをあらためて考えたのは、
先日、名古屋市美術館にて
『ガウディとサグラダ・ファミリア展』という展覧会を観ながら、
「サグラダ・ファミリア聖堂」が100年以上のあいだ、
建設が続けられている要因は、
昨日のブログでも申しました「スペイン内戦」だけでなく、
お金、つまり、建設予算の関係が大きい、
というのを見たからでして。

建築物をつくることにもお金が必要だ。
それも、パンを買うとかじゃあないんだから
もっともっともっと巨額のお金が要る。
このとき、「サグラダ・ファミリア聖堂」は
献金を受けながら、もしくは
備蓄基金及び観光収入によって賄われている。
けれども、やっぱり、
「お金」自体が建築を建てるわけではない。
「お金」は、聖堂の工事を行う
大工さんや職人さんなどなどの方々へと、
「給金」として支払われる。
つまりはさ、このことから考えられるのは、
あらゆる物事を行うのは「人」だ、と思うのね。

たとえば、このたびにおける
能登半島での大地震におきまして、
「募金」を行うというのも、
「サグラダ・ファミリア聖堂」の建設と
似ているやもしれない、と、ふと感じました。
つまり、お金が無ければ復旧及び復興、そして、
被災なされた方々の生活もできえない。
この場合では、「ボランティア」という考えも
あると存じておりますが、
それもまた素晴らしいことと存じますが、
でも、やはり、復興のすべてを
ボランティアによって行うのはできないだろう。

以前、読んだ本だったか何かの中でね、
それがどなただったかは失念しましたが、
ある経営者の方が
「お金が欲しい。」と言われていた。
なぜ「お金」が欲しいのか? という理由としては、
そのお金で「人」を雇いたい、とのことなのでして。
このことを読みながら、
経営者でもなんでもないぼくは、
そういうようなお金の使い方って、
これまで考えたことなかったな、と思ったんだった。

お金を使う、と言えば、
スーパーで食材を買ったり、
趣味の音楽や書籍などの商品を買ったり、
どこかへと旅行へ行ったり、的な。
せいぜい、たくさんのお金があれば、
高級な車を購入したり、
高級な食事やお酒を食べたり飲んだり、
大都会で家を買って暮らしたり、
ということぐらいしか思いつけないから。

あらためて、
「お金」って、なんだろう?????

そういえば、先日、この
『ガウディとサグラダ・ファミリア展』の後で訪れました
UNICORNのコンサートの中では、
最新アルバム『クロスロード』収録の曲を含めて
過去の曲もいろいろ演奏されたのですが。
アルバム『クロスロード』という作品は、
「とにかく明るい音楽」を作ろうと話し合った結果、
「とにかく明るい音楽」と言えば、
アニメ『ちびまる子ちゃん』のエンディングテーマ曲で
【交差点で100円拾ったよ】と歌われる
西城秀樹さんの『走れ正直者』だ! となって、
そこから「交差点」がテーマになったとのことですが。

(↓これよりライブの演出のねたばれをしるします。)



このごろのUNICORNのライブ定番曲、
ABEDONさんボーカル曲『SAMURAI 5』での
いつものごとくの「ちょっと待てっ!」のコーナーでは、
交差点で100円拾う、というくだりがあって、そして
この次の曲が『大迷惑』だったけれども。

『大迷惑』の歌詞では、
【お金なんかはちょっとでいいのだ】
と歌われるけど、それがさ、なんだか
さっきのコーナーの中で、交差点で拾った
「100円」のことが思い出されて、つまり
「100円」という「ちょっとのお金」のことを思いながら、
このセトリの繋がり、すごい! って感じたなあ〜。

町の灯潤んで揺れる 涙涙の物語か?!

令和6年2月3日

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