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アウトプットの一日

昨日は午後半休を取った。

午後半休を使うと何か用事があるのかと
思われることが多いのだが、
昨日は別に何かあったわけではない。

ではなぜ午後半休を取ったのかというと
自分一人の時間を味わいたかったからである。

それなら一日休みを取ればいいじゃないと
思われるかもしれないが、
一日休みを取ってしまうと
一人の時間ではなくなってしまうのである。

朝から家族を送り出すための家事を
するというミッションが追加されるし、
パパが休みであれば息子は学童保育に行かず
4時前には家に帰ってきてしまう。

しかも、家にいれば嫌でもやるべき仕事が
目についてしまうので
本当の意味で自分がやりたいことに
フォーカスできなくなってしまう。

なので、年に1~2回ほどではあるが
私は午後半休を使って午後の数時間を
自分にプレゼントするようにしているのだ。

昨日は実質久々の午後半休だったので
12時過ぎに会社を出てバスに飛び乗り
会社の最寄り駅に向かった。

そこでとりあえず腹ごしらえをする。
ゆっくり美味しいものを食べるという選択肢も
あったのだが、
何だかせっかくの時間を食べることに使うのは
勿体ない気がしたので、
近くにあった定食屋に入ることにした。

食事をしながら、この後どうしようかと考えていると
ながらく書けていなかったKindleの執筆に
集中したいと思い始めた。

そこで、そこから電車に乗り私が住む街の
隣町にあるカフェに向かうことにした。

自分が住む街に帰ってきてしまうと
カフェなどに行くのではなく自宅に帰りたく
なってしまうからである。

当然昼1時過ぎの電車はガラガラ。
なので電車の中でもラップトップを開き
執筆を開始した。

電車に揺られること20分。
ようやく駅に到着し、カフェに向かって
アイスコーヒー片手に執筆を開始した。

期末テストシーズンなのか昼間にもかかわらず
高校生カップルが妙に目についたが、
そんなことは気にせず、
パソコンに向かい執筆を続けていると
気が付いた時には3時間が経過していた。

自分でも驚いたことに3時間もの時間
私は全く休憩することなくパソコンに
記事を書き続けていたのである。

途中で頭を切り替えるために
Kindleとは違う記事の執筆を進めたのもあるが、
3時間もの時間、これだけ執筆に集中できたことに
私自身とても驚いた。

書いている時は何とも思わなかったのだが
作業を止めてラップトップを閉じると
自分がとても疲労していたことに気が付いた。

そろそろ帰路に就くか。

そう思いながらカフェから駅に向かっていると
駅の近くのビルで呼び込みをしている人が
目に付いた。

献血に協力してくれという呼び込みであった。

私はかつて献血を定期的にしていた時期があり、
これまで12回ほど献血経験があるのだが、
コロナ禍に入ってからはめっきり足が遠のいていた。

だが、いつでも献血ができるように
財布には献血カードはいつも入れている。

ふと気になって、呼び込みをしている方に
「今からすぐに献血行けますか?」と聞くと
「今は待ちが0でご案内できます」と言う。

何だか思い付きでするのも妙な気もするが
私は3年ぶりに献血をすることにした。

久々の献血ルームに若干緊張はしていたが
かつてと変わらない感じで問診、血液検査が終わり
400㏄の献血を行った。

日ごろテレビを見ない私からすれば
献血中に目の前で流れているニュースの映像も
何だか新鮮なものである。

そんな新鮮な気持ちで採血をしていると
アッというまに400㏄の採血が終わったという。

止血をして10分ほど休んだ後、
私は帰路につくことにした。

家に帰ると妻と娘が帰ってきており
夕食の準備を一緒に進めることに。

いつものように娘はマシンガンのごとく
保育園であったエピソードを話してくれるが
不思議なことにいつもよりも
落ち着てい聞くことができる気がした。

最初これは午後仕事をしなかったことで
体力的な余裕があるせいかと思ったのだが、
ふとある仮説を思いついた。

もしかすると午後から徹底的にアウトプットしたことで
頭のキャパができたのかもしれない。

3時間でどのぐらい書いたのかは
文字数をちゃんとカウントしたわけではないが
合計で1万文字ほどであった。

ここ最近Kindleの執筆は滞っていたので
これだけの文字を書くのは実質久々であるが
もしかするとこうして頭の中から
沢山の情報をアウトプットすることは
定期的に必要なことなのではないだろうか。

かつて私は毎日通勤時間をKindleの執筆に
充てていたが、
それもコロナ禍の終了により電車が混み始めたことで
思うようにできなくなっていた。

だが、こうして思い切りアウトプットしてみることで
その大切さに改めて気づかされた気がする。

よく考えてみると昨日は血を400㏄もアウトプットして
一日アウトプットばかりした一日になった。

ついでに前回キャッシュレス決済ができずに
できなかった散髪も献血の後にできたので、
私は髪の毛もアウトプットしてきたことになる。

たまにはこんな日も悪くないだろう。

次はいつ自分に半休をプレゼントしようか
今からワクワクする私であった。

ちなみに昨日で私は40代に突入した。
別に一つ歳を重ねただけで
何かが変わるわけではないのだが、
何だか40代という響きが自分にはまだ
くすぐったいような気がする。

これも今だけの味わいなのであろう。
40代も自分らしく人生の味を味わっていこうと思う。


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