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楽をしている自分に喝

あれ?何だかオカシイ。

昨日朝起きると右の耳に違和感があった。

一昨日から何だかかゆいなと思っていたが
昨日起きると耳の中に水が溜まっているような
妙な感じである。

プールで耳に水が入って音が聞こえにくいあの感じ。

それが起きた時からあったのだ。

しかも耳からは膿のようなものも少し出ている。

早速診てもらおう近くにある2件の耳鼻科を調べると
どちらも木曜日は終日休診と書かれている。

そうなるとできる事は症状をネットで
調べてみることぐらいである。

調べてみると、どうやら私の症状は中耳炎に
完全に当てはまっているようである。

そう言えば小学生の頃に中耳炎になったが
同じような感覚を味わった気がする。

先週末子供たちを連れてプールに行ったが
その時に耳に水が入ってそこからジワジワと
発症したのであろう。

私は元々左耳の聞こえが悪い。

なので、右耳の聴力が弱まってしまうと
全体的に聞き取りにくくなってしまう。

これは困った事態だと思っていたのだが、
昨日一日過ごしてみると
右耳に頼らず、左耳を懸命に使うためか
色んなものがいつもと違う聞こえ方をすることに
気が付いた。

音楽を聴いても、オーディブルを聴いても
なんだかいつもと聞こえ方が違うし、
極端に言うと頭への入り方も違う気がする。

よく利き手と違う手で箸やスプーンを持つと
脳の日ごろ使われない方が刺激されるというが
もしかすると耳にもそれがあるのかもしれない。

元々聞こえが悪いので私は右耳ばかりで
音を聞くことが習慣になっていたが、
この事態で日ごろ楽をしていた左耳が
「これは自分が頑張らねばならない」と
思ったのかもしれない。

そう思うと、こんな経験もたまには悪くない。

耳が聞こえにくいのは不便ではあるが、
きっとこれも一時的なものである。

聞こえがいつも通りにもどったなら
おそらくまた私の左耳は楽をするのであろうが、
今回これに気づいてしまったからには
時々意識して左耳を起こしてやらねばならない。

左耳からしてみれば今回中耳炎にかかった右耳に
クレームでも言いたくなるような気分だろう。

ここまで書いて、私の頭の中に
何だかこれに似たようなシチュエーションが
あったことが思い浮かんできた。

私の部下が切迫早産の可能性があるということで
予定よりも1か月少し早く産休に入った時のことである。

一定の業務を完全に部下に任せていた私は
急に仕事にこれなくなった部下の仕事を
自分でしなければならなくなり、かなり戸惑った。

昔は自分もしていたのであろうが、
実際自分でやってみることで、その中にある
わずらわしさや大変さを改めて実感した。

まさに今回の私の左耳と同じシチュエーションだったのだ。

部下は間もなく出産の時期を迎える。

無事に元気な子供を産んでくれることを祈りながら
自分の右耳の早い回復も祈ろうと思う。

どうでもいいことだが
私は子供の頃”中耳炎”が”ちゅうじ”という
人の名前みたいで言うのを恥ずかしいと思っていた。
なので学校で友達に「耳の病気やねん」と言うと
友人達がとても心配してくれたのがとても印象に残っている。
今回、病院で正式に中耳炎と診断されたなら
堂々と「中耳炎やねん」と言おうと思う。


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